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EPWING

朝日出版社の SENTENCE という,CD-ROM だけの書籍がある。辞書というか用例集というか,コーパス的な使い方ができるのが売りの参照用書籍。これを入れてみた。
標準添付の検索ソフトがしょぼい。

  • 例文検索では,引いた語の強調表示ぐらいしてくれてもいいのではないか。
  • 文字列が一致すればマッチしたと見なされるので,拾う範囲が広すぎる。つまり,as で引くと has も assign も拾ってしまう。これではコーパスの代用としては使いにくい。
  • 英文のフォントが和文のままのゴシック体で表示されるのはけっこう読みにくい。

これを EPWING 化する手順が http://hp.vector.co.jp/authors/VA005784/asahi/asahiconv.html に公開されている。Ruby と EBStudio が必要。
EPWING 化する利点として,独自ソフトウェアは起動する頻度自体が落ちてしまうので,ほかの辞書と一緒に検索できるようにすれば使う機会が増えるということを上記の変換スクリプトの作者は述べていた。その利点はよくわかるが,EPWING 自体の限界はどんなものなのか。紙の辞書を読むように使うためには十分かもしれないが,もっと高機能の検索ソフトを作ろうとするときに対応できるのだろうか。