最近読んだ本

ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』(新潮社)ISBN:4105900196新潮文庫版も)
Norah Jones と並んでインド系の美女として評判も高い(それも「ものすごい」という形容詞がつく)著者だが,別にそれで買ったわけではない。
日本語版の表題作が上岡伸雄『現代英米小説で英語を学ぼう』で紹介されていて,気になっていた。
いずれもインド系の人々が登場する短編集なのだが,主人公たちは著者と同じ属性の人というわけでもなく,多彩なバックグラウンドをもっているのが特徴。夫婦とか隣人とかの間ですれ違いコミュニケーションが発生する。やや苦い結末に終わるものがほとんどだが,なかにはハッピーエンドのものもあって,ほっとしたり。かなり読み応えのある短編集だった。ストーリーとかが似ているわけではないけど,ちょっとフィツジェラルドを思い出したりした。