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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

想いあふれて

今日みたいな蒸し暑い日はボサノバが聴きたくなって,もう Chega de Saudade ばっかり何回もかけて想いあふれまくっちゃってますよ先生。

中学1年の頃に本屋で見つけて買った本に「音楽を聴きながら勉強の効率アップ!」みたいなタイトルのゴマブックスの1冊があった。音楽をかけて勉強するなんて,「ながら勉強」という名前で当時は声高に糾弾されていたものだが,最近はゲームとか携帯とか勉強のじゃまになるアイテムの数も効果も格段に増えて強力になっているので,あまり問題にもされなくなったな。さて,その本には「高い周波数の音が含まれているとさわやかな感じがする」とかいう感じで,「こういう効果を得るにはこんな音楽を勉強しよう」というのをたくさん羅列してあって,一種のディスクガイドでもあったのだが,なぜかクリムゾンのデビューアルバムなんかも「覚醒効果あり」と紹介されていたりして,実はまったく脈絡のないトンデモ本なのだった。著者は確か大学の先生だったけどね。

なぜそんな本のことを思い出したかというと,ジョアン・ジルベルトの『声とギター』を聴いていて,いつもの音量でかけるとほとんど環境音と変わらないな,と思ったからだった。なんせ買ってからもう半年以上経つのに,Coração Vagabundo が入っているのに今日初めて気づいたぐらいだから。

ジョアン 声とギター

ジョアン 声とギター