ミステリの傾向

先日ちょっと触れた『ベスト・アメリカン・ミステリ ジュークボックス・キング』ISBN:4150017697 The Best American Mystery Stories 2003 という。2003年に発表された短編からよりすぐったアンソロジーである。通勤時を中心にちょびちょびと読んでいる。
なんか悪事がうまく成就するといった話が多いようだけど気のせいかな。
表題作は1960年のデトロイトが舞台。主人公はブルースバーの店主。この時期のデトロイトでブルースというのがまた絶妙な感覚ではないか。主人公が経営する店に登場するのが、なんとジョン・リー・フッカー(John Lee Hooker)。そのトリオが出演するシーンが出てくるのだが、メンバ−はギターに御大、ジェイムズ・コットン(James Cotton)がハーモニカ、現地調達のベーシスト。ドラムスなし。実際こういう感じで演奏したことはあったのかな。いかにもありそうなメンバー構成だ。この場合ヴォーカルはどっちがとるんだろう。
著者ダグ・アリン(Doug Allyn)はミシガン州出身だから地元みたいなものか。長編の邦訳が2冊出ている。どちらも音楽が背景になっているようだ。

モータウン・ブルース (創元推理文庫)

モータウン・ブルース (創元推理文庫)

鎮魂のビート (創元推理文庫)

鎮魂のビート (創元推理文庫)

[追記]上で「いかにもありそうな」と書いたけど、「ありそうでなさそうな」か「なさそうでありそうな」のほうが適当かもしれない。両者と共演歴のあるプレイヤーだったら、それこそ現地調達のミュージシャンを含めて掃いて捨てるほどいそうだけど。