八月十七日

雨が降った翌日の夕方、つまり今日の夕方がけっこう涼しくて、もう初秋と言ってもいいくらいのような気がした。この時期に思い出すのがEPOの「八月十七日」という曲。GO GO EPO というアルバムの最後に入っている。地味だけど、八月終わりの脱力感をとてもよく表している感じがして好きだった。季節としての八月と、人生の中の八月終わりが重なり合う歌詞もよかった。
エポという人、自意識過剰の肩に力が入った女性というイメージがあって、手放しで好きと言えない存在だった。『59番目のプロポーズ』の著者に関する情報を目にした時、エポと印象がだぶるなあと思ったものだった。とくに化粧品のCMソングでヒットした「う、ふ、ふ、ふ」とか苦手だったが、LP2枚組のベストアルバムを聴いて、なかなかおしゃれな曲も書くことを知って愛聴するようになった。といっても、PUMP! PUMP! と GO GO EPO, あと Poptracks ぐらいを集中的に聴いただけだったが。
改めてアルバムを聴き直してみると、がんばりすぎてる感じがつらい曲もあり、ずっと聴き続けたい曲の割合は必ずしも高くないが、今のように忘れ去られているのはもったいない。ジョビンの One Note Samba を見事に換骨奪胎した「切りすぎた前髪」(PUMP! PUMP! 所収)など、ずっと大事にしたい曲もあるのだ。