先日のコーパス学会の挨拶で、中村純作先生がふれた興味深い話。デイヴィッド・ロッジというイギリスの作家がいるが、彼はもともとバーミンガム大学の英文学の教授。大学の内幕を描いたものも書いている。"Small World" という作品に出てくる言語学者(主要な登場人物というわけではないが)は、COBUILD にかかわった John Sinclair と思われる、というのである。コーパスを使ってこんなことをやってるというのが垣間見られるそうだ。こういう形でも、言語学や英語教育学関係者以外の一般の人にもコーパス言語学が浸透していけばいいな、という話だった。
Small World: An Academic Romance
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Collins COBUILD Advanced Learner’s English Dictionary + CD-ROM
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[追記 2005.10.28]同じ話題を扱ってる人がいる。「コーパスいぢり」
そこに張られている画像は上のはまぞうくんのと違う。版が違うのかな。