French kiss

いまmixiで「キスバトン」というのがはやっていて,それ見てて気づいたんだけど,「フレンチキス」を軽いほうのキスだと思ってる人が相当いるんだな。なぜ? フランス人だよ? エロいよ? 由々しきことだ。英和辞典引いてみてよ……「舌をからませるディープキス」(『ウィズダム英和辞典』ISBN:4385105685)と書いてあるじゃないか。

フランス人→おしゃれ=表面的→軽いキス,という思考回路なのかな。
それとも,フレンチポップスから軽いものを想像したのかな。ほかにも,フレンチドレッシング起源説,フレンチスリーブ説などが提唱されている。

イギリス人はフランス人のことを軟弱でほとんど変態に近いスケベだと思っているから,こういう言い方が生まれてるわけで,それを日本人までが真似する必要はないわけだが,誤解は正さないとなあ(日本人の多くも,フランス人は愛とエロスに生きる人々と思っていると思います(妻))。

なお,同じ思い込みをしていた妻によると,石川秀美がかつて「覚えたてのフレンチキス ためしてみたいの あなたとならためしてみたいの」という歌を歌っていたらしいので,昔からある誤解のようだ(っていうか,石川秀美はそういうエロい歌を歌わされていて,清らかな少女は意味がわからず,「アイドルなので,軽いキス」と変換してたんだと思うんですけど(妻))。
オリジナルラヴのメジャーデビューシングルはたしか Deep French Kiss だったが,これは「フレンチキスから始めれば」なんてフレーズがあり,逆説的にいきなり深いところから始まる恋愛の歌だと思っていたんだけど,実はさらに裏返しで French kiss 自体は軽いキスのつもりだったりするのかなあ。