C|Net 日本版の誤訳指摘

「超有名ギタリスト御用達--脚光を浴びる自動チューニング技術」http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20094315,00.htm という記事に「オープンでフレットのない弦」という意味のわかんない箇所があった。トラックバック一覧を見ると,「それは開放弦だ」とすでに指摘している人がいる。
http://baldhatter.txt-nifty.com/misc/2006/01/_open_unfretted.html
open と unfretted はこの場合ほぼ同義で,こういうふうに似たような意味を持つ形容詞を重ねることは英語に特徴的な修辞法であって,それぞれの語をいちいち訳さないでまとめるほうがいいはず。id:zokkon:20060109 で触れた「最も頭がよく最も賢い人たち」も同じ問題。このことは大学の一般教養の授業でエピソード的に習った。
ところで,CNETの記事では「ストラトキャスター」も「レスポール」もなぜか原綴りで表記されているが,だれもが知ってるギターなのでカタカナの方がいいだろう。
また,自分なら「弦のテンション」ではなく「弦の張り」と書くだろう。ポピュラー音楽で「テンション」といえばコードの中で異質な響きを加えて緊張感を出すための音(はてなのキーワードに詳しい説明がある)のことを指すので,余計な文脈を想起させる可能性がある。でも「張り」のこともカタカナで「テンション」と言うらしいので,これは別に誤訳というわけではない。