元カレ

言語学徒さんがG4をほめている。id:k980504:20070202#1170421477
one's former boyfriend を「元カレ」と訳しているのを現代的だとしているのだが,これはどうだろう。「元カレ」という新奇な語を使うことで,英文と訳文でスピーチレベルが合わなくなっているんじゃないかな。女性の友人同士での気軽な会話ではなくて,もうちょっと深刻な場面じゃないかと思うんだけど……。第4版では,新たに構築したジーニアスコーパスからとったと見られる英文がかなりあって,おもしろいことはおもしろいんだけど,訳が検討不足の場合が多いと思う。
しかもこれ,語義3のいくつかある語義の中で,上位語義の「思いやり,親切」に対応する用例がないのに下位語義の「(異性に対する)言い寄り,口説き」に対応する用例として1つだけ載っているのである。受け狙いとしか思えず,アンバランスな印象が否めない。

さらに,語義3では[通例〜s]という用法指示があるのに,この例文では〜(つまり単数形)で出現している。この用法指示はセミコロンの後にはかからないということなのか? いろいろ疑問が出てくる。