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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

出典はちゃんと明記してください

ここには英語関係のことを書くことにしようと決めていて、でも身元を半分明かしているので下手なことを書くといろいろ差し障りがあるかなーとか気にしていたけど、考えてみたら関係のない人にも広く読まれているわけでもないので、細かいことは気にしないで自由に悪口とか書いていくことにする。
さて、『英語青年』亡き後、数少ない英語専門誌となってしまった『英語教育』誌だが、ここのところちゃんと読んでなかった。久しぶりにちゃんと目を通してみると、Question Boxの質問も回答も以前と比べると読み応えがなくなったような……。
4月号の最初の質問は、「日本語の『雪男』に相当する英語は何か」という趣旨なのだが、その回答がやや首を傾げるものだった。回答者は、小林資忠愛媛大教授(『ジーニアス英和辞典』編集委員)。
まず、

最新版G4のBigfootの説明には「ビッグフット《米国北西部に住むといわれる伝説の大男》」とあり,sasquatch への→による言及は削除されています

とあるが、手許にあるG4第3刷では「→sasquatch」とある。sasquatch という見出し語がないのに参照指示だけ示してあったので修正したものだろうが、「最新版G4の」という書き方だと、この版の最初から「ビッグフット云々」と書いてあったみたいで質問者がウソついてるみたいじゃん。感じわるーい。増刷の際に訂正したなら、「第x刷で修正しました」とか書くべきなんじゃないの? 以前からこんな書き方してたかなあ。
そして「雪男」に関しては、

Web にありますBIGLOBE百科事典にも

として引用しているのだが、BIGLOBE百科事典の内容は日本語版ウィキペディアなのだから、そっちのほうを書くべきところだろう。
で、ここから先は僕の想像なのだが、最初の点は編集部が手を入れた結果の書き方で、後者は著者の書いた内容を編集部が直しきれなかった(というか直すべきとは判断しなかった)んじゃないかと思う。まあ別に根拠はないんだけど。

ジーニアス英和(第4版)・和英(第2版)辞典
B00141LHSI