読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ブラインド・サイド

今は武田ランダムハウスという、製薬会社が外国の出版社と合弁会社つくったみたいな社名になっているランダムハウス講談社から出ていた『ブラインド・サイド』、秋から少しずつ読み始めてようやく年末に読了。
「年棒」という間違った表記が随所に出てきて、というか年俸のことを全部この字で表記していて、そのたびにいらいらして放り出していたらめちゃくちゃ時間がかかってしまった。これは訳者が間違えたのか、編集者が一括置換してこういう字にしてしまったのかどっちだ。
で、アメフトの黒人選手マイケル・オアーを主人公とするノンフィクション、サンドラ・ブロック主演で映画にもなり、本国(米国)では原書がベストセラーにもなったらしいのだが、翻訳は全然売れてないと思う。版元のごたごたが影響したのかもしれないが、まあアメフトという題材ではどのみちそんなに売れないだろうな。映画も日本では別にヒットしなかっただろうし。
ぼくもご多分に漏れずアメフトは詳しくないし、ここに描かれている戦略の変化なども実際の試合を目にして実感できそうもない。でもまあプレイヤーの視点に近いものだし『マネー・ボール』のマイケル・ルイスの著作だし、おもしろかった。
タイトルのブラインド・サイド blind side は「死角, 見えない角度; 弱点」(ウィズダム英和辞典)という意味で、特にこの場合(右利きの)QBからみて左側がそれに当たる。
Dictionary.comを見ると、Collins English Dictionary では「ラグビーでスクラムと近い側のタッチラインの間」という語義を示している。英国の辞書だからアメフトの用法については載ってないのか。

ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟
マイケル ルイス 河口 正史(監修)
4270005386