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フランス生まれのブロックメモRHODIA

新しめのデジタルガジェットとからめて情報整理術を手早く解説する感じの本、最近たくさん出ていて、なぜかまめに買ってる。自分でもいい加減にしろと思いつつまた買ってしまったのが戸田覚著『フランス生まれのブロックメモRHODIA』(ソシム)。フランスのお洒落なメモとかノートを製造・販売しているロディアの紹介本だ。ロディアと同じ配色のカバーが美しかったんだ……。
今気づいたけど、帯に「Evernoteとの連携方法も解説」と書いてある。解説といってもスキャンしてEvernoteに保存しよう、ファイル形式はJPGでもPDFでもお好みで、というぐらいでそんなに大仰な話は書いてない。
新宿西口のブックファーストでは、ブロックメモNo. 11が入る薄いビニールのカバーがおまけみたいについていた。でも入れてみると表紙が反り返ってしまうので使う気にはならない。

この本はRhodiaの活用法を紹介しているだけではなくて、冒頭のところでフランスまで製造元に取材した写真が載っていて、第1章では歴史などにも触れているのがうれしい。万年筆や水性のペンに馴染む紙質のよさが個人的には大きなポイントなのだが、その理由も明かされている。

フランスの小学校では、80グラム/m2の紙を使うように指定されている。厚めの良い紙を使う文化が根付いていて、法令で基準まで定められているのだ。だから、良いノートを提供するために、紙まで作るのが必然だったのだ。(p. 33)

裏写りを防ぐためには、パラフィンを入れます。紙の真ん中にパラフィンを多めにして、裏表の表面にはパラフィンは少なくします。すると、真ん中でインクが留まって裏写りしづらくなります。これによって、万年筆など濃度の薄い水性のインクも裏写りしなくなります。さらに、ある程度の抵抗があるので、ボールペンでうまく書ける抵抗が生まれますね。たった0.1パーセントのパラフィンも重要なわけです。(p. 50)

フランス生まれのブロックメモ RHODIA その魅力と活用術
戸田覚
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