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メアリー・カサット展

印象派の女性画家メアリー・カサットの日本での35年ぶりの回顧展が開催された。 6月から9月にかけての横浜美術館での展示を見逃したので、京都国立近代美術館に出張のついでに行って見てきた。こちらも会期は12月4日までで、あとちょうど1週間しかない。まだ見てない人はぜひ!

ただし行ったのは1か月前。向かいの京都市美術館若冲展をやっていて行列ができるくらい混雑していたけど、メアリー・カサット展はゆったり見ることができた。会期末が近づいているので、今はもっと込んでいるかもしれない。

本人の作品だけではなくて同時期に活躍した女性画家の作品も展示されている。コレクターとしての彼女が収集した浮世絵なども展示されていて、その横に浮世絵から影響を受けて制作した版画が並べられていたりしておもしろかった。

しかし何といっても「母子像の画家」という呼び名が示すように、そういった素材の作品が多い。公式図録の表紙に採用された「眠たい子どもを沐浴させる母親」なんか、「あー、子供って眠たいときにこうだよね、表情とか体勢とか」と思わずうなずいてしまう。 (下の写真は図録の表紙をスマホのカメラで撮ったもので、名字の綴りはCassattとTが重なる)

この画家の名前を知ったのは、やはり印象派の女性画家であるベルト・モリゾと交流のあった一人として、その評伝で名前を見たからだった。10年ぐらい前に買ってあった本がなぜか読みたくなり、そこで知った画家の回顧展がたまたま行ける時期に日本で開催されるという偶然が重なったのだった。幸運以外の何ものでもない。