キッチン討論
冷戦下の1959年7月24日、モスクワで開かれていたアメリカ博覧会の会場内のキッチン展示場で、東西の両大国の指導者によるディベートが行われました(AFPの記事、BBCの記事)。「キッチン討論」と呼ばれています。論争をたたかわせたのは、ソ連側はニキータ・フルシチョフ Nikita Khrushchev 共産党第1書記、米国側はリチャード・ニクソン Richard Nixon 副大統領でした。この時点で市民生活の豊かさという点では西側が大きくリードしていたことを見せつける展示になっていたという評価が上記のリンクからは読み取れますが、東側の体制が崩壊して冷戦構造が終焉するにはそれからまだ30年以上かかりました。