初フルマラソンに選んだ第39回館山若潮マラソン大会に出場しました。グロスタイムは5時間33分53秒、ネットタイムは5時間27分24秒でした。
5時間は切りたいと思っていたので、悔いの残る結果となりました。30kmぐらいから両脚の太股とふくらはぎが痙攣しそうになり、だましだまし走っては歩き、という体たらくで大きく失速したためです。
先々週にインフルエンザでのべ5日間寝込んでしまい、その後もランニングと呼べるトレーニングをしたのが5kmのジョグ1回だけだったので、この結果もやむを得ないでしょう。
またどこかで再挑戦したいと思います。次はなるべく平坦なコースで……。
では、今日1日を振り返っておきます。
会場到着まで
スタートとフィニッシュは館山市の市民運動場。フルのスタートは10時です。新宿・東京・横浜から近くのイオンタウンまで直通バスが往復で出ており、これを利用しました。新宿から約2時間ノンストップです。乗った人はイオンモールの中のスペースを荷物置き場と着替えに使わせてもらえるという特典もありました。
いったん運動場で受付をすませて、計測用チップとゼッケンなどが入った袋を受け取ります。チップは靴に取り付ける方式でした。最初「値札を付けたままの靴を履いている人が多いなあ」と思いましたが、そうじゃなかった。ゼッケンの裏に緊急連絡先などを記入するようになっていますが、筆記用具を忘れてきたので何も書きませんでした。
スタート
自己申告で想定フィニッシュ時間別のブロックに並びます。
その前に、後援の朝日新聞がテントで外れなしの抽選つきアンケートというのをやっていて、ほいほい回答してくじを引いたら参加賞的なものしか当たりませんでしたが、なんとそれが豆腐! こんなもの持たせて走らせるつもりかよ、と激怒して近所のアパートのゴミ集積所にぶちこんでしまいました。すみません。
5時間のところに並んでゆっくりスタートです。
海沿いの美しい景色を楽しみながら走ることができます。今日は富士山もよく見えました。写真を撮る余裕はなく、走るのに専念しました(下の写真は受付の前に撮影)。
21km地点から30km地点まで
ハーフのあたりまではそんなにアップダウンも激しくないのですが、その後上り坂が続きます。後で記録を見ると、21kmのところでいったんキロ7分49秒にまで大きく失速しています。「まだ半分か……」と萎えたあたりです。その後の上り坂もなんとか7分台をキープしていましたが、28kmのスプリットは8分37秒とまた失速。この辺では筋肉痛も現れ、走ること自体にもう飽き飽きしていました。名物のクリームパンがあるエイドステーションだけが楽しみでした。
痙攣と戦いながら15キロ
そして上り坂がダラダラ続いた後にだめ押しのように現れる急坂が31kmのスプリット。事前に「ここがきついんですよね」と聞いていましたが、痙攣の兆候を感じ、もうすでに走る気力は残っておらず、しばらく歩きました。キロ15分、10分、8分という具合です。
冒頭で書いたように、だましだまし走っては歩き、周囲のランナーの話し声にもいらつくようなささくれた気持ちで歩いていました。ずっと歩いても制限時間内にはゴールできるだろうと思っていました。
そこでふと気づいて時刻を見ると、そんな悠長なことは言ってられないことがわかりました。帰りのバスの発車時刻は、制限時間満了と同時なのです。完走証や参加賞をもらったり、イオンまで戻る時間を考えたらギリギリ! それがあと2kmの地点でした。一か八か走り出してみると、痙攣もひどくならずわりと普通に走れました。最後だけまた6分27秒というスプリットに戻っています。
そしてなんとかゴール。うーん、完走と呼べるのかな……。
よくわかんない写真ですが館山若潮マラソンに出ました。記録は5時間半ぐらい。脚が痙攣しそうになって30km以降はほとんど歩いた
完走証をもらった後、参加賞のタオルを肩に掛けてくれたのがすごい美少女だったのが今日最大の収穫でした。走れメロスかと思いました。
無料の豚汁なども振る舞われていたのですが、帰りのバスがあるので食べることもかなわず、家族への土産も買わず、最後の気力を振り絞ってイオンまで歩きました。なんとか間に合い、着替える暇もなく乗車。
つかれました。
大会の運営関係者、ボランティアの皆様、寒い中を遅くまで沿道で声援を送ってくださった地元の皆様には本当にお世話になりました。ありがとうございます。