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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

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政策金利

昨晩のうちに欧州中央銀行などが協調利下げを発表したのが大きなニュースになっている。僕が中学・高校で勉強した頃は,「政策金利」という言い方はしていなくて「公定歩合」つまり中央銀行から民間の金融機関への貸出金の利率が金融政策を表す数字だったん…

定訳

定訳かどうかわからないけど便利そうな訳語。 due diligence 適正評価手続き volatility 変動性 availability 可用性 「可用性」は知らなかったけど『大辞林第三版』には出ている。まさにavailabilityの訳語として出てきたもののようだ。「アベイラビリティ…

単位の話

『ジョーアンドミー』というヤングアダルト向けの本を読んだ。コネチカット州の釣り好きの少年が,父親と同年代くらいの森林監視員と知り合って交流を深めていく話。エッセイというか思い出話だな。実にさわやかな感触。armchair angler としても楽しめる。…

C|Net 日本版の誤訳指摘

「超有名ギタリスト御用達--脚光を浴びる自動チューニング技術」http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20094315,00.htm という記事に「オープンでフレットのない弦」という意味のわかんない箇所があった。トラックバック一覧を見ると,「それ…

誤訳

久しぶりにスラッシュドット本家の記事を訳してたれこんでみたよ。 http://slashdot.jp/article.pl?sid=06/01/04/0248229 そしたら案の定穴だらけ。誤訳のほかにリンク先間違いもあった。すみません。ほかの人の仕事なら遠慮なくぶったたくところだが…… この…

ぼくの翻訳人生

『ブルーノ・シュルツ全集』(ヤスケン大絶賛の書評を見て買ったけどまだ読んでない)を訳した,ポーランド語その他の大家である工藤幸雄先生の回想録。ゴシップ系のネタも満載,日本語の乱れについてもブツブツ小言を並べる,という必ずしも読後感のよくな…

翻訳作法

「ユリイカ」が雑誌のくせに ISBN コードをとっているのを知ったのはわりと最近のこと。といっても半年以上はたっているか。2005年1月号 ISBN:4791701291 は「翻訳作法」として翻訳家に大々的にアンケートをとったりしているが,柴田元幸さんを大フィーチャ…

翻訳比較

日本語ではダンブルドア先生はどんなふうにしゃべっているか?http://www.cjvlang.com/Hpotter/speech/dumblej.html 中国語,ベトナム語,日本語へのハリー・ポッターの翻訳をもとに各国語の共通点と相違点を探ろうという試みを行っているサイトの一節。

他人の発見

アメリカ合衆国が「合州国」ではない理由についての資料集(「絵文録ことのは」) http://kotonoha.main.jp/2004/06/17united-states.html

外国の固有名詞の表記

英語しゃべりの著者の書いたものの中にあるドイツ系、フランス系、アラブ系の名前をそれぞれ原語に忠実にするのが正しいのか否かというのも判断のわかれるところです http://d.hatena.ne.jp/solar/20040519#p2 での id:Soreda さんのコメント。ええー,判断…

クリエイション・レコーズ物語

カプチーノ・キッドこと(古いか)パオロ・ヒューイット著の『クリエイション・レコーズ物語』。詳細な註がうれしい。といってもこのへんはリアルタイムでチェックしてなかったので別に懐かしいとかそういうのはない。まだ読んでいる途中だけどひどい誤訳を…

混乱する訳語

翻訳するときの鉄則の1つに,専門用語に限らず定訳があるものは定訳を用いる,というのがあると思うのだが,定訳が定まっていなかったり,誤訳としか思えない定訳というのもあったりする。誤訳の例としては,post-impressionism に対する「後期印象派〔後期…