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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

Dan Gillmor

銀座アップルストアでのダン・ギルモアのイベントと、そのあとの懇親会に行ってきた。blogger meet-up ということで、まあこれでおれも晴れてブロガーと名乗っていいことになったわけだ。実は3年ぐらい前に、スラッシュドットでのダンのインタビューを紹介した者なんですが、だれも知らないだろうな。

懇親会はいろんな人と話ができて楽しかったけど、講演は自分にとってはいまいちだったなあ。詳細は「小林恭子の英国メディア・ウォッチ」にくわしい。時事通信の湯川さんが司会役で、事前に寄せられた質問を読んでダン・ギルモアが答えるというセッションで、選ばれる質問のテーマのほとんどがジャーナリズム論。それはあんまり興味なかったんだよな。実は。事前に出した質問はクリエイティブコモンズに関するものだったんだけど、まったくそれには触れなかったから、おれ全然とんちんかんなことを訊いちゃったような気分だった。

ジャーナリズム論ということでいえば、ギルモア氏の活動は実名ベース(というかスラドでいうアカウントのような一定の人格に基づくもの)で、彼のイメージする「市民ジャーナリズム」も当然それが前提にあるわけだけど、匿名ベースの活動に対してどう評価するか聞いてみたかったのに結局質問文を考えているうちに終わってしまったorz

日本にPJは根付くか、という質問に対して、会場でyesと思う人に挙手をさせたらほとんど挙がらなかったのに、湯川さんが誘導の後ジャーナリズムを再定義したらいきなり挙手する人が増えた。なんやねん。ライブドアPJが「パブリックジャーナリズム」に対するネガティブイメージを植え付けるのにかなり成功しているのは確かなようだ。