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電子辞書時代の終わりの始まり

id:sakaue:20060725:p5 でも取り上げられている読売新聞の記事に書いてあることは,ぼくの周辺では常識だけれども,まだまだこういう認識の一般への浸透は不十分だと思う。つまり,電子辞書の普及は今のところ辞書の発展にはマイナスの効果が大きいということだ。

一方メーカー側は、「今の便利さは各社が専用設計で競ってきたから。標準化すれば機能は落ち、お客さまのためにならない」(カシオ広報部)と慎重だ

というカシオの人の談話が紹介されているけど,そもそもそんな機能を必要としている人がどれくらいいるのだろう。たぶんウェブ辞書の機能で十分だと思う。メーカー側としては,辞書データの仕様が標準化されて出版社サイドに主導権を奪い返されるのがいやなんだろう。
いずれ小型機器でのネット接続がもっと簡単・安価になれば,みんなが無料のウェブ辞書を使うようになって,辞書専用機はいずれポータブルワープロと同じ運命をたどることになると思う。その兆しはいろんなところに現れているのではないか。