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abide

 『ジーニアス英和辞典第4版』(大修館書店)の内容見本を見る機会があった。a の一部の項目が抜き刷りのような形ではさみこまれていて,前置詞の about や above に『Eゲイト』(ベネッセ)の‘コアイメージ’ばりの概念図が示されているのが目を引く。これは一部の学校の先生方には受けそうだ。個人的には,about にドーナツみたいな絵が示されたところで何か理解の助けになるとは思えないのだが。
 一つ気になったのが,abide の記述。現代では abide by sth の形で「…を守る,…に従う」という意味になる用法で使われることがほとんどなので,語義の中ではなく成句として独立させて示している(研究社の『ルミナス』などと同じ扱い)が,これに(古・正式)というレーベルをつけている。「正式」はともかくとして,「古」は違うんじゃないの?第3版では自動詞の語義2だったが,「古」も「正式」もついていなかった。新聞なんかでもわりと見かけるし,『ルミナス』はT2というロゴをつけている。TOEIC重要語のしるし。本になったときにもそのままだったらちょっと失望だな。


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