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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

今日は何の日:7月13日

ライヴエイド

1985年7月13日、飢餓に苦しむアフリカの人々を救うことを目的とした巨大チャリティーコンサート、ライヴエイドがロンドン郊外のウェンブリー・スタジアムフィラデルフィアJFKスタジアムで開催されました。

発端は、1984年にエチオピアの窮状をテレビで見たブームタウン・ラッツ The Boomtown Ratsボブ・ゲルドフ Bob Geldof が、チャリティーシングルを売って救済のための資金を集めようと思いついたことでした。この企画は、賛同するミュージシャンたちを集めてバンド・エイドというグループ名での「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」Do They Know It’s Christmas? として結実したのでした。予想外の売れ行きで、この動きはアメリカでも模倣され、USAフォー・アフリカによる「ウィ・アー・ザ・ワールドWe Are the World が発売されます。ゲルドフは慈善事業に目覚めたのか、さらに巨大なチャリティーコンサートを企画します。それがこのライヴエイドで、英米の2か所をメイン会場として、日本やオーストラリアも協賛会場としてコンサートが行われ、計84か国に衛星同時生中継が行われました。演奏時間は16時間にわたりました。

ウェンブリーには当時の英国皇太子夫妻も来賓として姿を見せました。そのほか、出演者はほぼ当時のトップスターたちですが、その顔ぶれを見ると「あの人は今」的な状況というか、最近はどこで何をしているんだろうと思ってしまう人たちもいます。スパンダー・バレエ Spandau Ballet とかポール・ヤング Paul Young とか……。アメリカの出演者ではビリー・オーシャン Billy Ocean とかリック・スプリングフィールド Rick Springfield とか。 物故者もかなりいます。ダイアナ妃、クイーン Queenフレディ・マーキュリー Freddie Mercury、ワム! Wham!ジョージ・マイケル George Michael、トニー・トンプソン Tony Thompson(シック Chic のドラマーですがこの時はパワー・ステーション The Power Station のメンバーとして出演。シックはベースのバーナード・エドワーズ Bernard Edwards も亡くなっています)、オーストラリア会場に出演したINXSのマイケル・ハッチェンス Michael Hutchence ……。

いろんな意味で1980年代の空気を代表するイベントだったと思います。 DVDも発売されているんですねえ。