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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

グルーミング

On a Sunday afternoon. . . (それはGrooving)

マガジンハウスのBRUTUSがグルーミングを特集したときには驚きました。雑誌というのは自由なんだな、と思って。しかし男性が少なからぬ時間とお金を割く対象であり、そこに関心を向けるのは自然なことだといえます。(もっとも、女性はもっと多くのものをこの分野に振り向けていて、雑誌でもわざわざ特集と銘打つまでもなく常に取り上げていますよね……この扱いや意識の差がジェンダーギャップか……。)

身だしなみを整えるときに自分の体を自然に観察しているので、ある程度歳を取ってくると、変調の兆しがないかどうか確認するという意味もあります。

グルーミング領域の中でも特に気になるのがひげ剃りです。

加齢とともに訪れる変化として、昔は思いもよらなかったことですが、毛の生え方って変わってくるんですよね。眉毛は妙に寿命の長い毛が増えてくるし、すね毛は薄くなってくるし、ひげは変な飛び地みたいなところに突然生えてきたりするし。そして、ひげも白くなるのでそんな飛び地の毛が白くなると光って見えにくくなり、結果として剃り残すことが多くなります。

その対策としては、剃る範囲をなるべく広く取ることしかないように思いますが、そうするとカミソリ負けの可能性も高まるのが悩むところです。

10代の時から使っていたT字型2枚刃の安全剃刀をやめて、息子の大学の入学式の際にメーカーの人が無料で配っていた5枚刃のを使ってみています。手軽に深剃りができてカミソリ負けもしにくいのは素晴らしい。でも替え刃が高価でランニングコストが高いんですよね。8枚セットで4000円近いとか、ちょっと財布が痛む感覚です。そしてけちって長く使うとカミソリ負けしやすくなる罠。

ランニングコストの低さでは、両刃のカミソリが一番だと思います。フェザーの10枚組が500円ぐらいなので。ホルダーをプレゼントされて使っていた時期もありますが、きれいに剃るためには修練と集中と手間が必要で、敷居が高いのは事実です。理想的には蒸しタオルを用意してヒゲを柔らかくしてシェービングクリームか石鹸をブラシで泡立てて塗り、まずはヒゲの生えている向きに順剃り、もう一度泡をつけて逆剃りも交えて丁寧に剃って仕上げる、という手順になるでしょう。丁寧にやれば20分以上はかかるでしょうか。平日の朝はその時間を捻出するのもなかなか難しいし、ヒゲが硬いままだったり吹出物ができていたりちょっと手元が狂ったりすると血だらけになる可能性も高い。でもうまく剃れるようになったら一人前の男だという自己満足も得られるのがいいところです。しばらく修練を積んでみようと思います。

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両刃剃刀のホルダー。重い