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第14回掛川・新茶マラソン出場の記

アップダウンの多いことで知られる掛川・新茶マラソンを完走しました!

もう2日も前のことになりますが。

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フルマラソンを走るのは2回目です。初めての時の経験を踏まえて今回は3つの目標を立てていました。

  1. 身体へのダメージを小さく抑えること
  2. 5時間を切ること
  3. 途中で歩かないこと

3番目が達成できれば2番目も自動的に可能になると思われるので、実際には2.5個の目標という感じですね。

しかし、シャトルバスを降りてスタート・フィニッシュの会場つま恋リゾートに向かう途中のきつい上り坂に「41km」の標識を見た瞬間、タイムに対する淡い期待は吹き飛びました。この傾斜が最後の最後に来る、しかもあとまだ1.2kmもある!という絶望感しか浮かびませんでした。

そして結果は、3つのうち2つは完遂できず、最初の抽象的な目標だけは初回と比べたら何とか実現できたかな、というものでした。それでも肉薄することはできたと思うので、満足感はあります。

では、時系列に沿ってレースの1日を振り返ってみます。ほぼテキストのみで長いですが備忘録として。

スタートまで

5時起床。顔を洗ってから要所にワセリンを塗り、コンプレッションウェアの上下を着ておきました。考えてみればコンプレッションは直前に更衣所で着るほうが疲れなくていいのかな……。
ゼッケンは事前送付でしたが、予報では午後から雨になるという天候だったので早朝の時点では最適な服装が読みづらく、会場でつけることにしました。

最寄り駅近くのファミリーマートでおにぎり2つとバナナ1本、ほうじ茶を買い込み、電車を乗り継いで6時過ぎの新幹線こだまで掛川へ。こだまは自由席が多いので余裕で座れます。周りにはいかにもマラソンを走りそうな人たちがちらほらいました。

掛川駅にはスタートの1時間半前ぐらいに着き、静鉄シャトルバスでスタート会場へ。わりと長蛇の列ができていました。無料ではなく、現金またはSuica互換のICカードで190円を支払います。

先述のきつい坂を通ってスタートのグラウンドにたどり着き、フィールド内に設置されたテントの更衣所で上着を脱いでショーツを穿いてから、もたもたしながらコンプレッションウエアの上に重ね着することにしたTシャツにゼッケンを付けます。そして計測用チップを靴に装着。ここまでに意外と時間がかかり、スタートまで残り20分ぐらいになっていました。そして荷物を預けてからトイレを済まそうとすると長蛇の列。いったん男子小用の列に並んでから男女兼用のところに並び直し、スタート地点に着いたのはスタート3分前ぐらいでした。トイレは早めにすませるべきでした。

ハーフ地点まで

GPSランニングウォッチの設定を見直して、3列のうち真ん中のいちばん目に入りやすい大きな文字で時速を、その上に時刻、一番下が走行距離という表示にしてありました。これならわりと均等なペースで走れるはずです。

平均して時速9キロぐらいで行ければ目標が達成できるはずでしたが、最初を抑えめにしたせいか、気をつけていないとすぐに8キロ台に落ちてしまうのであまりペースを落とさないように運びました。わりと順調に運び、レース中のトイレも早めに入りました。

坂との闘い

23km地点あたりからきつい上り坂と下り坂が続きます。23〜25kmの上りはなんとか走り続けましたが、その次の28kmからのスプリットで「歩かない」という目標は早々に捨てました。下りも傾斜が思ったより大きいのでつま先や筋肉へのダメージを恐れて歩くことにしました。タイムから考えると、下りではそんなに慎重に行かずにスピード面で貯金を作っておいたほうがよかったかもしれませんが。

上りも下りも、長く続くのがこのコースの特徴といえるでしょうか。傾斜自体はそれほどでもない気がしました。ただ、ランニングウォッチの記録を見ると、累積上昇高度が783mで累積下降高度が778mと、1月の館山若潮ラソンより190mほど大きかった。どこかで「見てみ、走ってる人だれもいないから」なんて言ってる周りのランナーがいました。

足つり対策

前回いちばん堪えたのは足がつりそうになったことでした。今回はそれを予防するためにMag-Onというマグネシウム配合のゼリーを2袋用意して、18kmあたりと32kmあたりでとりました。口にするのは初めてだったのですが、内視鏡を口から入れる前に飲む薬に似た味がして、ちょっとウエッとなりました。他にもアミノバイタルのエネルギー補給ゼリーを2袋。それでも35kmぐらいで股の筋肉がプルプルしてきた瞬間がありましたが、なんとかもちました。

名物のエイド

フルーツステーションが4カ所(だったかな?)あり、遅い人は取れないことで知られているようです。最初のステーションはバナナしか残っていませんでした。その後しばらくしてから道に大粒のイチゴが落ちているのを発見して悔しい思いもしました。それでも今年は多めに用意したそうで、道中オレンジとメロンにはありつけました。ゴール後にもフルーツが用意されていて、そこではイチゴも心おきなく食べることができました。

もう一つの掛川名物が「戦国汁」です。これも取れないことで有名です。どんなものか未だに知らないのですが、今年は2000個限定で、僕が着いた頃には「戦国ゼリー」と称してポカリスエットのゼリーを配っていました。

あとエイドではスポーツドリンクも当然用意されているのですが、最近のスポーツドリンクはカロリーゼロをうたった人工甘味料を使っていることが多いので、用心して取りませんでした。今回はほとんどがキリン ラブズ スポーツだったかな。あらゆるマラソン大会がポカリスエットを採用してくれれば悩まなくてすむのに……。

終盤

最後8kmぐらいで、これは死にものぐるいでがんばればネットで5時間切れるかもと思い立ち、脚へのダメージもあまりなかったので上り坂でも飛ばしていきました。Stravaが最後のスプリットでがんばろうというキャンペーンをなぜかやっていて、そこに登録したからというのもあります。

会場入りするときに恐れを抱いた41km地点付近の坂も何とか走って通過しました。しかしゴールが遠い! すぐそこに見えているのにずいぶん迂回しなければなりませんでした。途中までランニングウォッチの表示が道の標識より200mくらい短い距離で出ていて、これゴールしてから追加で200mぐらい走ってから止めないとアプリ上ではマラソンと判定してくれないのかなあ、なんて心配していましたが、ゴールしたときには時計のほうもちゃんと42.2kmになっていました。ああよかった。

最後になりましたが

運営のスタッフやボランティアの皆様、沿道で声援を送ってくださった皆様、ありがとうございました! おかげで楽しめました。これからもよろしくお願いします。