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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

初めてWikipediaの記事を新規作成してみた

これまでWikipediaの記事を編集したことは何度かありますが、このほど初めて新規作成に挑戦してみました。といっても英語記事からの翻訳が主ですが。

きっかけは、イタリアが舞台になった映画を見たことです。テレビドラマ『DOC あすへのカルテ』を見たからイタリアづいているというわけでもないのですが。ルキノ・ヴィスコンティ監督の『ベニスに死す』がちょっと前にテレビで放送されたのを録画してあったのです。

遠い昔、学生時代にも深夜にテレビで放映されたのを見ました。ただ、衝撃のラスト、その気持ち悪さしか記憶に残っていません。

見直したらテンポがかなりかったるいので、途中寝ていた可能性もあります。いずれにしても断片的な細部しか覚えてないので、主人公アッシェンバッハ教授が一度ヴェニスを出ようとして荷物の手違いで戻らざるを得なくなった時のうれしそうな顔とか、新鮮な気持ちで楽しむことができました。

しかし、ヴェネツィアには行きたくないなあという(しょうもない)感想は変わらず……。

鑑賞後に、Wikipediaでこの映画のことを読んでいたら、主演したダーク・ボガードのページの記述がかなり不十分であることに気づきました。具体的には、同一の映画について原題のカタカナ表記と邦題が混在してあたかも別の映画のように読めたり、同じ内容が別の表現で繰り返されたりしていたのです。そこを修正しつつ整理していると、ボガードの最後の出演作となった『ダディ・ノスタルジー』の日本語ページがないことに引っかかりを覚えました。そこで自分で作成しようと思い立ったわけです。

『ダディ・ノスタルジー』はフランスの名匠ベルトラン・タヴェルニエが監督した感傷的なドラマ映画。1990年の製作で、ジェーン・バーキンがボガードの娘の役で共演しています。

実はこの映画を見た記憶はない(たぶん見てない)のですが、サントラは池袋の貸しCD屋が閉店するときのセールで買ってよく聴きました。いろいろなところから情報として入ってきたあらすじとサントラ、それに雑誌で読んだジェーン・バーキンのインタビューなどから内容を想像してもう十分という気になり、見なかったのかも。

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30年前に中古で買ったCD

で、公開に至ったのがこのページです。

ja.wikipedia.org

Wikipediaの書式と見た目の関係を勉強しつつ、出典の扱い方にも少し目を通し、『ベニスに死す(映画)』のページからコピペしてテキストエディタで新規に作ったのですが、英語版が存在するページならそれをもとに翻訳するテンプレートも用意されているのですね。それを使えばよかった……。主題歌に関する記述は自分が書きました。あと付け加えるとすれば、俳優としてほぼ引退状態で執筆活動に専念していたダーク・ボガードがこの映画に出演することになった事情ですが、ウェブ上に信頼できる出典を発見できませんでした。

まだWikipediaに関してわかっていない点がいくつかあります。

  • 英語など既存の他言語ページからの翻訳であることを明記する場所はないのか
  • 既存の他言語ページの画像データを張り付ける方法はないのか

書きかけ扱いにしてありますので、どんどん手を入れて改善していただければ幸甚です。

それにしても、わずかな記述量ですがけっこう気を遣うので意外に時間がかかりました。事典執筆者の偉大さを改めて認識した次第です。これからも、公共財としてのWikipediaに積極的に貢献していきたいと思っています。