z is for zokkon

50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

忘れられない一日

タイトルの通り、日記です。

午前中、ライター仕事の成果物を送信し、1月分の納品書と請求書を送付。

昼はご飯を炊いて、タイのあんかけご飯みたいな冷凍食品(品名不明)にゆでた青梗菜を載せて食事。

3時頃に家を出て、代々木八幡のオフィス兼ギャラリー的スペース、村世界へ。ボールデザインというデザインユニットの(IR)REGULARLYと題する展示会の最終日。会社のロゴデザインをお願いした齋藤俊輔さんがメンバーなのです。3人のユニットで、齋藤さんはグラフィックデザイナーとして出版以外の仕事が多いようですが、ほかのメンバー、城井文平さんと菊地昌隆さんはブックデザインもかなりの割合で手がけているそうです。

今回の展示は、3人で使う色とサイズだけ決めてそれ以外は自由に制作して、ユニットの自己紹介的なものにするというコンセプト。…と説明を受けたのですが、帰ってリーフレットを見ると「『いつも通りの日常の規則性・連続性』を肯定的に捉えつつも、ほんのりと覚える違和感がテーマです」と書いてある。んーそうだったのか……思い返してみるとなるほどと思える部分もありました。最初見たときはすごく統一感を感じたけれど、よく見ていると3人それぞれの特徴が際だってくるのがおもしろかった。こういう距離感のグループ展いいですね。

会場を出て、宇田川遊歩道などを通って少し歩いて東急本店へ。
明日が最終営業日で、解体されて建て替えられてしまいます。学生時代はキャンパスが近くにあったのでよく前を通りました。買い物はあまりしなかったけれど、レストランは時々使いました。

丸善ジュンク堂書店ができたのはありがたかったけれど、意外に短い命でしたね。ミニコミや地方の出版社が出している雑誌を置いてあるコーナーを見てみましたが、最終日の1日前なのでもう空っぽになっていました。Meets Regional や SAVVY は別のコーナーにありましたけどね。それにレジに長蛇の列ができていたので結局何も買わず出てきてしまいました。

間違えて地下1階まで下りていくと、テレビの取材クルーらしき人たちが閉店前日の様子を伝えていました。あれはどこの局だったのかな。以前、コロナ流行の初期にこの近くの路上でNHKの街頭取材を受けたことを思い出し、また映り込んでやろうかと一瞬思いましたが遠慮しました。f:id:zokkon:20230130234957j:image

神泉から井の頭線に乗って永福町経由で帰宅。

帰ってからTwitterを見ると鮎川誠の訃報。直近でライブ出演キャンセルはあったけど先日まで精力的に活動していたのに……激しく驚きました。

事務所の発表によると、去年5月に膵臓ガンで余命半年の宣告を受けていたのだとか。1本でも多くライブをやりたいとぎりぎりまで全国を回っていたそうです。なんというロック魂……

シーナ&ロケッツのライブに生で接することはありませんでしたが、鮎川氏なくしてはルースターズもなかったわけで、自分にとっても非常に大きい存在でした。「宝島」誌でスリーピースバンドをやる楽しさ、素晴らしさについて語った記事は今でも心に残っています。ちょっとまだ信じられない気持ちですが、どうか安らかにお休みください。