8月号の特集は「マイルスとJAZZの80年」。例によって中山康樹さんのディレクションによるマイルス・デイビス特集。pp. 50-52 の「洒落者マイルス、美のセンス」という記事が,石岡瑛子・佐藤孝信両氏へのインタビューで視覚的な美も追求したマイルスという側面を浮かび上がらせていておもしろかった。
そして p. 54 には,「マイルス・ミーツ・ジョン・レノン」という記事で,DVDからおこしたジョナス・メカス撮影のマイルス・ジョン・ヨーコの写真が。いちばん手前のお方の顔が若干遠近法を裏切って大きく写っているように見えるのは気のせいばかりではないだろう。
ところで,この号にはM:i:III公開にちなんでトム・クルーズのインタビューと町山智浩氏による「トム・クルーズ奇行録」が載っている。その両方で jump the couch という新しいスラングが紹介されているのがおかしかった。そこまで笑い者にするなんてちょっとトムかわいそうかも…… その言い回しがスラングになったのは,オプラ・ウィンフリー司会のトークショーにトムが出演したときのはしゃぎっぷりが全米をドン引かせたのがきっかけだったのだそうだ。「はしゃぎすぎて余計なことをして嫌われる」という意味だって。ギャフン。
PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2006年 08月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/06/24
- メディア: 雑誌
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