著作権

id:mochioumeda の5/22,23の記事は,著作権法に対する挑戦か?

ほとんど自分の意見を交えずに、その本の適切な箇所の引用だけで成立する書評こそが、もっとも質の高い書評なのではないか、と僕はひそかに考えている

それだと引用が従にならないから,著作権法上認められている引用の要件は満たさないと思う。自分のノートに筆写して,公表しないなら何の問題もないんだけど,不特定多数の人が目にする可能性のある場所で発表するとなると話は別だろう。「読者数がおそろしく少ない」(うそつけー)「読んだらそれで終わりの…個人日記サイト」であっても著作権法に触れているのは確かなのでは。松沢呉一「あっと驚く事実が判明」という記事(書影の「引用」は著作権上の引用にあたらず,著作権者にとって不利益がないので黙認されているだけ)を連想する。id:mochioumeda:20040522 の中の,

書評を書いたとして引用を許される程度の量よりもうんとわずか

という部分にも「引用」に関する理解のあやしさを感じる。
もちろん,梅田さんの場合も著作権者が不利益をこうむるわけではないので,実務的には大きな問題はないのだろうけど,他人への影響という面もあるからなあ。
著作権の拡大解釈も縮小解釈も,あとあとややこしいことになりかねない。適切な引用は著作権者に無断でできる(id:copyright:20040501 あたりを参照)のだから,要件を満たす形で発表すればいいだけの話なんだが。