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エアライン&エアポート2012

今日発売の週刊東洋経済のエアライン特集、ふだん飛行機にはあまり乗らないから関係ないんだけど興味深く読んだ。海外LCCの動向を扱った記事のうち、サウスウエスト航空についての情報が目を引いた。ビジネス書では必ず出てくるイノベーターだけど、2009年・2010年の営業利益率を見ると、赤字こそ出していないものの、フルラインの従来型航空会社に近い低水準になっている。この両年はキャセイパシフィック航空のほうが高い。

実は、黒字続きの同社は賃金カットができず、人件費が業界一高いとされている。また生産性向上も限界に近づいていることから、より高い料金を設定しないと利益が出にくい構造になっているのだ。(p. 53)

賃金カットができないから人件費が業界一高いという論理はよくわからないが、要するに儲かっているから昇給率も高くしてきたということだよね。ここもイノベーションのジレンマからは逃れられないのか。

週刊 東洋経済 2012年 4/7号 [雑誌]
B007N6N1W8