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NHKサラメシの終了を惜しみ弁当を作る

気がつけば2月も半ば。テレビ局(我が家にとっては主にNHK)の人事異動や番組改編の話題が目に入ってくる季節になりました。

そんな折、衝撃のニュースが。NHKが「中井貴一のサラメシ」をこの3月で終了させるというのです。14年間放送してきたとのこと。「区切りをつけ」たいという幹部の発言とともに先日報道されました。あの軽妙なナレーションが番組の大きな魅力になっている面もあるので、もし中井貴一がもうやめたいと言ったなら区切りをつけるのもわかりますが、「サラリーマンの昼飯」を思わせるタイトルでありながら、農家も職人も町工場も海外で働く自由業の人も登場して、それぞれの昼飯を通して人生観まで見えてくる希有な番組で、いつまでも続けてもらいたかった。素材はまだまだ尽きないでしょう。本当に惜しいです。そして、自分も昼食に出かけて戻るときにサラメシの取材を受けるようなサラリーマン生活を送ってみたかったな、ともちょっと思いました。

でも、手放しで褒める人ばかりではなく「自営業者なんかで賄いを作る人として出てくるのはたいてい妻。見てるとつらくなる」といった意見もあり、たしかにそういう見方はできたかもしれないと思わされました。近年はそういう固定した役割分担の人が登場する回はそんなに多くなかったんじゃないかと思いますが。

さて、我が家も実は弁当を作るのは妻の役割として固定されています。なお、弁当を持って出かけるのは子供と妻本人(時々)です。で、妻が泊まりで出かける日があったので、以前見たサラメシに触発されたのもあり、生涯初めての弁当作りに挑戦してみました。高校生の息子の弁当です。その記録を残しておこうと思います。

慣れない朝食と弁当作りの両方を朝の短時間にこなすのは難しいので、前の晩に可能な限り下ごしらえをしておきます。メニューはレシピサイトを見て、次のように決めました。

    • 朝食
      • 焼き豚
      • 茹でたもやし
      • デザートのりんご
    • 弁当

加熱には電子レンジを極力使って省力化。前日に鮭を味噌・みりん・酒・砂糖を混ぜたタレに漬け込み、小松菜を食べやすい大きさに切り、にんじんは細切りにしてタッパーに入れて冷蔵庫に置いておきます。そして炊飯器のタイマーをセットしてから就寝。

当日は朝6時に起床。この時季はまだ日の出前で真っ暗ですが、がんばって起きなきゃと思っていたら、緊張していたのか、数分前に目が覚めました。ゴミを出して手を洗い、弁当作り開始です。

まず、鮭と野菜を冷蔵庫から取り出し、鮭の味噌を菜箸で軽く落としてからグリルに並べて焼きます。これは時間を見ていればいいだけなので簡単。しかし味噌の落とし方が不十分だったため、かなり焦げが発生してしまいました。

鶏もも肉の唐揚げ風は電子レンジで加熱します。調味料をしみこませる工程があるので、先に取りかかります。一口大に切ってポリ袋に入れて醤油・にんにく・しょうが・塩をもみ込んで5分おき、さらに片栗粉をまぶしてサラダ油を加えてもみ込みます。なお、にんにくと生姜はチューブ入りのものを使う前提です。これを耐熱皿にクッキングシートを敷いて並べ、ラップをせずに加熱します。加熱時間は、あるレシピサイトによると600Wでまず5分、裏返してさらに5分とのことでした。

やってみると、ラップをしないのでレンジ内部で脂のはねがすごかった。クッキングシートにも大量に染み込み、シートの紙が肉にくっついて剥がすのに手間取ります。また、裏返してからの加熱は5分も必要ではなく、3分で十分に熱が通った感じでした。

小松菜とにんじんも電子レンジで。レシピサイトによるとめんつゆ・ごま油・すりごまを混ぜて耐熱容器に入れ、600Wで3分加熱という作り方です。めんつゆは市販の既製品を買ってあるわけではなく、出汁に醤油とみりんで味付けをした自家製の作り置きが冷蔵庫にあるのでそれを使います。しかしこれは醤油とみりんを使ったほうが味が濃くなってよかったかも。

これらを弁当箱に詰め、余った空間にミニトマトを入れればいいという算段でしたが、今一つうまく収まらず、かなりの隙間ができてしまいました。

二段式の弁当箱のもう一段にはご飯を詰めてふりかけをかけておきます。これで弁当はなんとか完成。この時点ですでに7時過ぎ。鶏肉に貼り付いたクッキングシートを取るのに手間取ったり、にんにくチューブがなかったのですりおろしたりした結果、予想以上に時間がかかってしまいました。

完成した二段重ねの弁当の写真。右がご飯、左がおかず

完成した二段重ねの弁当

それから焼き豚をフライパンで焼き、もやしを電子レンジで加熱してかつお節をかけ、りんごの皮をむき、パンと餅(子供が食べやすいと言うので朝食はいつもこれ)を焼いて、朝食もなんとか格好が付きました。子供が朝食を食べる時間を確保したうえで登校時間にも間に合いました。

自分の昼食もほぼ同じものを食べて味を確認してみました。鶏肉と鮭はまあまあでしたが、野菜は味が薄すぎてちょっとかわいそうだったかな。でも帰ってから「おいしかったよ」と言われたのでよしとします。

弁当作りと朝食が終わっても、洗濯と掃除という家事が残っています。電子レンジの内部を拭き掃除するという予想外の作業も加わったし。自宅で仕事をしているのでなんとかなりましたが、これに出社が加わったら無理でしたね。妻はこれを毎日こなしているわけで、頭が下がります。

今にして思えば、子供には昼食代を持たせて購買部で買ってもらうという選択肢もあったし、いきなり他人の弁当作りに挑戦するんじゃなくて自分のを試しに作ってみてからの方がよかったかなという気もします。しかしこれで(今風に言えば)弁当作りの実績解除。生活の楽しみがまた一つ増えたかも、と思うことにします。

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