z is for zokkon

50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

最大の危険因子を避ける

このところ新型コロナウイルス感染症に関連する話題ばかりで自分でもイヤになりますが、やはり最大の関心事はそこにあります。

休業を決めた大手百貨店に対して政府だか自民党だかが恫喝したといった報道を見るにつけ、終息は遠いものに思え、暗澹たる気持ちになります。とにかく自助努力でどうにかするしかないのでしょう、政府与党の思惑通り。

勤め先では、緊急事態宣言を受けて営業時間の短縮や一部業務の縮小、在宅勤務の奨励などを行っています。ただ、小規模な会社ですし本来ならこの時期が年間で一番の稼ぎ時でもあり、徹底したリモートワークへの移行を実施できる状況にはありません。営業時間中に部署が完全に無人になる事態は避けよとのことなので、順番に出社当番を回していくことになります。

そうすると、在宅勤務を基本にするとしても少なくとも週に1回は出社日が出現してしまいます。これまで、昼食は妻の作る弁当にして、就業中もなるべく窓を開けて換気するといった形でリスクを減らす試みをしてきました。しかし何と言っても、さまざまな状況証拠からみて、勤め人にとって最大の危険因子は通勤電車でしょう。

というわけで、前々から挑戦してみたいと思っていた自転車通勤を今日は初めて試してみました。いつもは都内で一人暮らししている大学生の息子の自転車を借ります。スポーツタイプの自転車ではなくて、いわゆるシティサイクルの範疇に入るものだと思います。

コースは通勤ランでこれまで3回走っているので、だいたいのところは頭に入っています(いつも道を間違えていますが)。ゴールは会社から歩いて数分の公共の駐輪場です。

距離は10kmぐらいで、ランニングなら1時間ちょっとで走破できるから、自転車なら40分ぐらいで行けるかな、と思っていました。ところが、朝は少し遠回りをしたこともあって53分、夕方も47分かかっています。電車を乗り継いで行く場合はドアツードアで片道1時間弱かかりますが、今日は駐輪場からの歩きなど全部合わせるとそれよりも20分ぐらい余分にかかりました。

信号で待つ時間がけっこうあったり、直線でもあまりスピードが出せない自転車だからでしょうか、所要時間だけを見ればランニングと大差ないようです。これだと毎日自転車で通うのは厳しいかな。

東京は坂が多いとよく言われますが、ランニングの時に感じた以上に自転車では勾配を体感します。特に上り坂。太股の筋肉が相当疲れました。あ、でも本来使うべき部位は別だったりするのでしょうか。

f:id:zokkon:20200414174124j:plain

上り坂の途中で信号待ちはきつい

自分の通ったコースでは、大きな道では自転車レーンというのか、車道側に自転車の絵が描かれていますが、素直にそこを走っているとすぐ駐車スペースが現れてさらに車道側に寄らざるを得なくなってしまいます。交差点が近づいてレーンが進行方向別に分岐すると、自転車レーンは消えてしまいます。こういう場合、歩道に乗り上げて走れということなのでしょうか。走行スペースが十分確保されていないことによる走りにくさは、危惧していた通りでした。

走りにくいといえば、神田川沿いの遊歩道も、橋のある場所には必ず自転車のスピードを殺して進入しにくくするための金属製の柵(何と呼ぶのでしょう)があって、ぶつからずにターンするには非常に気を使います。これは当然ながらランニングの時よりもはるかに気になります。川沿いを気分良く走るのはあきらめたほうがいい感じです。

でも広々とした直線道路になる区間もあるし、知らなかった店なども見つかるし(今は入るのは無理ですが)、電車より爽快感が味わえるのは間違いないですね。

緊急事態宣言下で通勤を余儀なくされる間は、極力自転車を使ってみようと思います。