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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

料理はむずかしい

諸々ありまして、時々料理をするようになりました。大学に入ってから足かけ10年ぐらいは自炊もしていたので経験がなかったわけではないのですが、1人分を気楽に作るのと、大人数のために責任を負うのではプレッシャーが違います。

極力レシピ通りに作ろうとしています。しかしそれでもうまくいかないことが多いのはなぜなのか。

おそらく、実際にはレシピの通りにはなっていないのと、手際が悪いのが原因だと思います。

直近では、神戸の新興スパイスカレー店、ラージクマールがクックパッドで公開している猪肉のカレーを作ってみました。

cookpad.com

少しでも手際よく進めるため、料理番組のように材料を手元にそろえておきます。肉は写していませんが、鶏もも肉でやってみました。いきなりレシピ通りではありませんが、だいたい猪肉なんて売ってないので。レシピの作者自身が豚バラとか鶏もも肉とかにアレンジしてもおいしいと書いているので、この場合は「レシピ通りでない」とは見なしません。

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材料は肉以外これでほぼすべて

まず、玉ねぎ2個をみじん切りにします。これが苦手です。左手を丸めて切る対象を押さえますが、縦に切っていくと切ったそばから玉ねぎが包丁にくっついてバラバラになりませんか? 一通り切ってから縦横を入れ替えて切っていくのは無理です。もっと切れ味のいい包丁を使うべきなのかなあ。

涙をボロボロ流しながらなんとかみじん切りにして鍋に投入。レシピにある写真のような色がつくまで炒めるのは意外に時間がかかります。ニンニクとしょうがはすりおろしたものを使うことになっていますが、使いかけのチューブ入りのがあるのでそれを使いました。この辺まではレシピ通りと言えるでしょう。

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玉ねぎの色はこんなものでいいのかな

トマトを入れて強火で熱しますが、「ぽってりとしたペースト」になったと言える状態になっているのかどうか自信が持てないまま続けます。

そしてスパイスと塩を投入。今思えば、スパイスの組成がレシピ通りになっていませんでした。クミン、コリアンダーターメリック、カイエンペッパー、ガラムマサラを使うことになっていますが、最近キスケ糀パワーカレースパイスという商品のサンプルを頂いたので、それを使いました。この製品で使われているのは、原材料名のところを見ると、塩、コリアンダー、クミン、ガラムマサラオールスパイス、カレーパウダー、ターメリック、パプリカ、米こうじ、昆布、シナモンです。ほぼ重なっているので大丈夫だろうと思ったのですが、混合パウダーの製品のそれぞれの使用割合はわからないし、米こうじや昆布なども入ったものを使うのだから、量自体もレシピより増やす必要はあったかもしれません。

肉を投入、鶏肉なので中まで火が通るようにしっかり加熱します。水を入れ、ひと煮立ちさせてから弱火で15分ほど煮込むことになっています。しかし我が家ではシャトルシェフという調理器具を使っており、加熱を続けないで鍋全体を大きな容器で包み込んで熱を逃がさないようにします。この辺はレシピ通りではないのですがそれほど問題はないと思います。

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肉に火を通して弱火で煮込む直前

そして最後の工程、ココナッツミルクを入れて中火で2、3分煮込みます。加熱しすぎると苦みが出るので注意、とありますが、その一方で味をなじませる必要があり、火を止めるタイミングは難しいですね。また、味見して薄いようなら塩を少しずつ足していくのですが、味見して味をきちんと判断する自信がなく、ここはすっ飛ばしました。結果的には、この段階で塩をもう少し足すべきでした。

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完成! さて味は…

食べてみての家族の感想は、「甘いね」でした。自分でもそう思いました。スパイスと塩の量が足りなかったかな。やっぱり料理は難しい。また挑戦してみたいと思います。

そして、家庭料理の場合、問題は味だけではありません。レシピ通りに材料をそろえると、余るものが出てきます。その処置まで考えておかなければなりません。今回はココナッツミルクとトマト缶。トマト缶は他にも使う料理がいろいろあるので処理は容易ですが、ココナッツミルクは400g入りの缶を買ってきて、使ったのは220gだけ。余った180gをちょうど使う料理なんてあるのか!?

いろいろ調べた結果、料理ではなく飲用にまわすことにしました。ココナッツミルクに牛乳を少し混ぜ、はちみつを入れるとおいしいそうです。妻と子供が試してみましたが、冷たいとはちみつが溶けないので、メイプルシロップのほうがいいみたいです。

あと、料理とは直接関係しませんが、ココナッツミルクの缶を開けるとき最後に中身を自分に向けて飛び散らせてしまったり、トマト缶のプルタブが取れてしまって缶切りで開けたり、といったアクシデントもありました。やっぱり料理は難しい。

本年もお読みいただきありがとうございました。来年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。