新語・語形成

id:solar:20030920 で "riskful" という語が気になったので調べてみた。Google で約26,300件ヒットするから,新語や造語というわけでもないようだ。大辞典では,『リーダーズ』には初版から載っている。OneLook http://www.onelook.com/?w=riskful には

(This definition is from the 1913 Webster's Dictionary and may be outdated.)

とある。outdated とした根拠はわからないが,1913年の辞書に取り上げられているのだから,新しいのではなく古いのだ。その当時はやった言い方だったのかもしれない。

一方で,接尾辞 -ful を用いて作られた新しい語もあるのは確か。渋谷彰久先生が時事英語学会での発表 http://www.asahi-net.or.jp/~db6a-sby/workshop.html で取り上げた "depthful" がそうだ。形容詞 deep から派生した名詞からまた形容詞を作ったわけだ。当然もとの形容詞とは異なるニュアンスを含むはず。これは Google で約1,050件ヒット。耳慣れない新語の頻度はこれぐらいが目安になるだろうか。関連ページとして,新語を集めた http://www.asahi-net.or.jp/~db6a-sby/dictionary.html も参考になる。

なお,id:zokkon:20030908 で取り上げた『変化する英語』ISBN:4894761882(中尾俊夫,ひつじ書房)は,第14章 語彙の「14.5 派生」p.116 で

もっともひんぱんな名詞から形容詞を形成する接尾辞は,-y, -al, -ful, -ous, -less, -ic, -ish である。

と書いてある。ただし,実例として挙げてあるのは -ish,-able,-y,-en だけで,-ful の例は掲載していない。