伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

東京駅構内の栄松堂書店に新刊のような顔をして並んでいたので買ってみた。
すげーおもしろい!
言葉をしゃべるカカシが最高。そして探偵役の「伊藤」はついつい伊藤直也id:naoya)さんの顔を思い浮かべながら読んでしまうのはおれだけ?
荻島という,人名のような名前を持つ島に設定された一種のユートピアで平然と殺人が立て続けに起きるんだけど,登場人物たちの行動ひとつひとつは,その狭い地理範囲の中に収まるような感じでそんなにとっぴでもないわりに,よくよく考えてみればかなり現実離れしていて奥深い意味がある。なんというか97年以降の日本をうまく象徴した物語という感じがした。