ぼくの故郷ではアパレルが一大産業(っつっても小売限定)で,みんな服を買うのが好きだった。で,服買ってそれ着てまたブティックに遊びに行くという悪循環(店にとっては好循環)。ほかに行くとこないから。で,それを牛耳ってた企業集団があって,そこの系列の店はなぜか「ファッションバー六本木」とか「メンズビギ・ガイ原宿」とか,東京の地名を関した名前をつけてしまうのだ。なんだったんだろう「ガイ原宿」って。
というような話を id:gotanda6:20050715:roppongi を読んで思い出したのだが,ファッションバー六本木も本物の六本木もあまり縁がなかったので,取り上げられていた六本木歌謡も「六本木心中」ととんねるずと荻野目ちゃんぐらいしか知らなかった。ちなみに一緒に読んでいた妻によると「六本木心中」は吉川晃司をモデルにした歌らしい。吉川は岡村ちゃんともよく遊んでたんだよね。やっぱり六本木だったのかなあ。
2人とも知らなかったのは「六本木十時軍」。最初誤植かと思ったよ。歌詞を想像してみるにこんな感じ?
10時まで遊んだの 門限破ってあたし アハハン まだ帰りたくないのー
杉浦幸ディスコグラフィーを見ると,この直後のシングルが「午前0時の I Need You」だとのことで,やっぱりこの年代って成長が早いんだよなー,まさに三日見ざればカツモクして見るべしとおもった。
[あーあと]ラフィン・ノーズが「六本木心中」チルドレンに分類されてたのは違和感があった。「大阪で絶大な人気のハードコア・パンクの雄」という触れ込みでメジャーデビューしたのだった。でもその頃『宝島』のインタビューでチャーミーがなぜかTUBEをライバル視して「チューブなんか絶対伸びませんよ」と発言してたのは鮮明に覚えているから,やっぱりそのたぐいやったわけか。ラフィンは日比谷野音で観客が死亡した事故なんかをきっかけにして失速していっただったと思うけど,それがなかったとしてもそんなに長続きするバンドじゃなかったんじゃないかな。メジャーデビューの前,期待して音聞いたらけっこうがっかりだったもん。最近また復活したらしいけど。