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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

ブラックフライデーのナイキ原宿で未来的な買い物を体験

Black Friday という語は知っていましたが、カタカナ語ブラックフライデーを見るようになったのは今年ぐらいからでしょうか。いろんなスポーツメーカーが、オンラインストアや直営店などで安売りをやっています。

この1年間、3回のフルマラソンのほか普段のトレーニングでも相棒として履いてきたナイキのフリーラン2018が走行距離通算600kmを超え、ソールの減り具合もそれなりになってきたことから、後継を探していました。同じモデルは新品ではもう入手できないのですが、検索した結果、同じナイキだとズームペガサス36というのがよさそうなので、20パーセント引きで買えるこのチャンスを逃すまいと思っていました。

そして勤めは半休をとって勇躍原宿へ。ナイキの日本でのフラッグシップ的直営店です。

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なんか変なアングルだな

久しぶりに訪れる原宿は、相変わらず若者が多いのですが東アジア系の顔立ちでも中国人・韓国人が多いようでした。駅前の歩道橋がなくなり、すっきりしたようにも見えますがあまり印象は変わりません。

ナイキのショップはすぐ見つかりましたが、店内に入って戸惑います。店員が見当たらないのです。しかしよく見ると小さい名札を胸につけている人が何人かいます。それがスタッフなのでした。私服なんですかね。客もナイキのアパレルを着ている人が多いので、遠目には見分けがつきません。

ランニングシューズを飾ってあるところに行くと、「店内のサイズ在庫は商品のバーコードをナイキアプリで読み込むと検索できます」なんてことが書いてあります。おお、すげー!と思ってアプリを立ち上げますが、どうやってバーコードを読み込むのかわからず、店員を探しました。名札に中国語ができますと添え書きしてある中国人っぽい姓の女性がいて、日本語で話しかけると流暢な日本語で教えてくれました。アプリに位置情報の取得を許可しておく必要があったのです。そして、「メンズは2階でございます」とも教えてくれました。

階段を上り2階に行って目指すズームペガサス36を手に取り、アプリでバーコードを読み込むと、サイズの確認の後(アプリであらかじめ自分のサイズは登録してありました)、試着するかどうかを尋ねられます。OKを押すと「在庫を検索しています」という表示が出ます。そのまましばらく待っていると表示が切り替わり、在庫があったので2階エレベーター前で待てと言われます。「エレベーター前」がどこかわからず、また店員に聞くと、目の前の椅子に掛けて待つように言われました。結局エレベーターの位置はわからずじまいで、その試着を依頼したのが僕であることを店員はどうやって把握するのか不思議に思いながら、とにかく座って待ちました。

ほどなく、モデル出身の女優みたいな雰囲気の美人店員が靴の箱を持って現れ、僕の名前を呼びました。なんとなくの位置だけを把握して、人定はアナログで行うようです。「試し履きされますか?」と念を押されたのはちょっと謎でしたが、はいと答えて用意してもらいました。サイズに問題なさそうなので購入の意思を告げます。まずアプリの登録者情報を小型タブレットで読みとってもらい、割引が適用されることを確認してから、支払い手続きに移ります。クレジットカード払いの場合だけかもしれませんが、レジカウンターではなくその場での決済になります。暗証番号を画面上で入力してレシートが出力されると支払い手続き完了。入店してからここまで20分もかからなかったと思います。

靴を買うとなると、店員さんに倉庫から在庫を探してもらって念のため違うサイズも含めて試し履きして……と短くても30分ぐらいは要することを覚悟していましたが、アプリを使った簡略化がなされていて短時間ですみました。いやー未来的だなーと感心した次第です。時代の先端を行く若い人とか中国人にはすでにありふれた日常なのかもしれませんね。おじさんには新鮮な体験でした。

ナイキのブラックフライデーセールは12月2日(月)までです。

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今回も黒一色で