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hopeful

presidential hopeful という表現をアメリカの大統領選報道でよく見かける。hopeful は名詞だと「前途有望な人,志を持っている人」(『ウィズダム英和辞典第2版』)という意味になるが,では a presidential hopeful だけで「大統領選の有力候補者」と訳していいんだろうか。訳すべきなんだろうか。つまり「有力」を使うべきなのかどうかがよくわからない。確かに泡沫候補には使わないだろうし,ラルフ・ネーダーのことを presidential hopeful とは呼ばないだろうけど。
研究社の『リーダーズ』では,hopeful の用例として「a Presidential hopeful 大統領選出を目指す人」を挙げていて,hopeful(名詞)の語義としては「成功を期する人, 達成を志す人, 優勝をねらう選手[チーム]」を示している。これを見ると「有力」を入れなくてもいい感じ。
英英辞典では,LAADが "someone who is hoping to be successful, especially in politics, sports etc." として,CALDは "a person who is trying to get a part in a film, play for a famous football team, etc" としており,ともに実現可能性については特に触れていない。MEDは "someone who wants to succeed or seems likely to win" とあって,「勝ちそうな人」も含めている。
結局どっちなんだろう。実際にはオバマにしろエドワーズにしろ候補者になって当選する可能性はそれなりにあるわけだから,「有力」をつけるかどうかが問題になる局面はなさそうだが。