経済用語ピックアップ1/28編

DR

depository receipt または depositary receipt のこと。ビジネス英語辞典なんかでは「預託証券」という訳語だけが出ている場合もあるが,その「預託証券」とは何かというと,ジェット証券の株用語集によれば次のようなもの。

外国会社の株式を国内で流通させるために、国内の預託機関(通常は銀行)が、本国において保管される原株式を見合いに国内で発行する代替証券

これまでは日本で預託証券といえば米国預託証券のことを指すことが多かったが,信託法改正で,日本でも発行できるようになったらしい。American Depositary Receipt [American Depository Receipt]; 略ADR は,研究社『総合ビジネス英和辞典』での説明は次の通り。

外国人による株式所有を認めていない国の株式を米国の証券市場で取引するために代わるものとして発行される証明書; 株券は発行国の銀行に預託され, 米国内の提携銀行が預託証券を発行する

今日の日経朝刊スイッチオン・マンデーの記事には,「現物株を裏付けに、企業が自国外で発行する預託証券」という表現があった。これだと発行主体がその企業であるようにとれるが,そうなのか? 上で示した辞書的な定義は,いずれもその証券が発行される国に視点をおいた定義になっている。おそらくそっちの方が正確なのだろう。