G4問題点(1)

『ジーニアス英和辞典第4版』が届いた。まえがきは南出康世先生。小西友七先生の逝去についても付記されている。ぱらぱら見ているが,重要語のフォントがやけに大きいなあ。ちょっと不恰好。
気になったのは助動詞 can の項の記述。語義2の注記。

(1) 感覚・理解などを示す動詞は通例進行形は不可だが can+感覚動詞はその代用表現に近い; ただし×I can notice [know] は不可. (2) 感覚動詞と共に用いるのは(主に英); (米)ではふつう can を用いない

(2)は,いつからあるのかは未確認だけど第3版にもある記述で,ちょっと不思議に思っていた。だって米語の文章でも can see はよく見かけるからね。米語中心,1億語のジーニアスコーパスにも出てこなかったのかなあ。これの典拠はどこなんだろう。
あと(1)の非文情報も,考えてみれば主語が I の場合に限定されるように読めるのでミスリーディングじゃないかな。これも第3版から変わっていない。

446904170Xジーニアス英和辞典 第4版
小西 友七
大修館書店 2006-12

by G-Tools

resource

G3でresourceの項に「資質」の意味が載っていなかったけど,G4では載せてきた。さすが。でも

個人の精神力,気丈《勇気・想像力・決断力など》

とある訳語はいただけない。「気丈」って,ふつう「気持ちがしっかりしている・こと(さま)」の意(『大辞林』)でしょう。

Parks

Rosa Parks の没年が2006年になっているけど,2005年だよね(id:zokkon:20051025)。あと「公民権運動指導者」というのもどうかなあ。「米国の公民権運動の象徴的存在」(『ウィズダム英和辞典第2版』)の方が近いんじゃないの?