ただこの駄洒落を書きたかっただけ。別に内幕を暴くとかそういうのじゃありません。以前プレイボーイに「スターバックスの女」と題するグラビアがあって、スターバックスの元従業員と称する女をスタバ店内を模したセットで写したという安直な代物だった。スタバが許可を出したかどうかは知らないが、タリーズの松田公太社長なら絶対許可しないだろう。イメージを大事にして第一号店を銀座に出した人だから。
- 作者: 松田公太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/27
- メディア: 文庫
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タリーズコーヒージャパンの軌跡を創業者自ら記した本。すごく前向きな人で、しかも弟や母親との死別の段など泣けるところも用意されているという、読んだ人はファンにならざるを得ない本。かつて松田氏のインタビューが中経出版の英語学習雑誌 English Zone に載っていたことがある。そのときに見た、目の下に隈ができて全体に黒ずんだようなえらく不健康な写真はどういう時期だったのか、雑誌を確認していないのでちょっとわからないが、タリーズジャパンの経営が軌道に乗ってからも、経営陣が入れ替わった米国本社との軋轢があったりして大変だったようだ。これからも楽ではないと思うが、がんばってほしいものである。
ところで、この本は2002年刊の同名書籍に加筆修正して文庫化したもの。奥付では2005年4月1日の刊行となっている。新刊時には書店でも平積みになっているのをよく見かけた。ところが、最近になって読みたくなって自分の行動範囲にある中小の書店で探すとなかなか見つからなかった。翻訳者の野中邦子さんの最近の記事でもわかるように、文庫化によってある程度報酬が上乗せされる面もあるけど、逆に本の寿命が明確に切られることになってしまう面もあるんだよな。