「現在中学校で使われている教科書の約半数に誤りがある」というのがニュースになっている。http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20060510k0000e040049000c.html
誤りの例としては、漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんの名前のふりがなを本来の「けいじ」ではなく、誤って「けんじ」としたり、「ひらがな」という言葉を誤って「ひらなが」と記述していた
そんな些細なことまで数え上げても半数しか間違いがなかったんだったら優秀じゃないの?それとも文部科学省はどうしても誤りがあったことにして検定を強化したいのか(どうせそんなところだろう)。
でも検定を通った教科書に誤りがあるってことは,この大臣談話はうそだったってことになるでしょ。マスゴミはまず文部科学省の検定のやり方を問えよ。
教科書の検定は、学習指導要領に基づくとともに、申請図書の内容に誤りや不正確な記述がないこと(中略)などからなる検定基準に沿って厳正に実施する
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/04/010402.htm
そもそも,この問題は実教出版の教科書の誤りのせいでセンター試験で正答できない生徒が出てきたことが発端だったと思うが,なぜ高校の教科書じゃなくて中学の教科書を調べてるんだ?
さて,「教科書検定」は英語に訳すときに censorship とか言ってはいけないことになっているらしい。穏当に screening などと言うようだ。研究社和英中辞典では,「教科書検定制度 the textbook screening system」となっている。
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