hope の後ろの節

know の目的語になる節のように,名詞節が未来のことを表す場合には未来を表す助動詞(相当表現)を用いる。この点で,未来のことを表す場合にも現在形を用いるのが基本である時・条件を表す副詞節とは異なる。
しかし例外もあって,hope の目的語になる名詞節が未来のことを表す場合には現在形を用いるのが一般化しつつある。英和辞典では,『ジーニアス英和大辞典』『ウィズダム英和辞典』にこの趣旨の記述がある。

後続する that節で未来形の代りに現在時制を使った場合, 実現可能性を強調する. 特に《略式》では未来形は一般的でない. (『G大』)

hope だけではなく expect など,期待や願望を表す動詞に共通の特徴だという話を聞いた。

ところで,『G大』『ウィズダム』ともに,この説明の箇所で示されている用例は hope が現在形の場合である。過去形の hoped になった場合も助動詞の would(will の過去形)などを使わないことになるのか?
KwicOnGugle *1 や手許の新聞記事テキストを見ると,could や would を用いる方が多いような印象を受けるが,単純過去形もそれなりに用いられているようだ。精査したわけじゃないが。
現在望むのと過去に望んでいたのとでは状況が異なるから,気分も異なってきて,現在形では助動詞を使わないのが普通でも過去形では使うのが普通,ということになるのかもしれない。

*1:http://sato.fm.senshu-u.ac.jp/kog01/