id:mashco:20060721:1153443326 を見て Pen を買ってみた。あんまり読むところもないのだった。
そこで紹介されているハーブ・ウェイツ氏は装丁家と呼んでいいのかな。欧米の人は未完成品の本を革で装丁させるのがかつては一般的だったので,職業としても成り立っていたのだろう。今はどうなんだろう。欧米の古書フェチにはそういう楽しみもあるんだよね。
ところで,辞書には革装というのがある。あるいは,あった。ふだん頻繁に使うものなので,丈夫でしかも使い込むにつれて手になじんでいく革で装丁したものも用意していたのだ。並装よりかなり割高で,たしか並装で3000円ぐらいの中辞典が,革装だと5000円ぐらいすると思う。たぶんそれでも儲けはそんなに出ないはず。冊子の辞書の売れ行きが落ちて,革装も当然そんんなに売れなくなっているから,製作をやめる出版社も出てきていると聞く。それでも,2003年刊の研究社『新英和中辞典第7版』は革装を出している。税抜きで定価5000円か。たっかーい
ぼく自身は革装の辞書を持ったことはないが,そういう商品が世界から消える前に1冊は持っておきたいと思っている。
- 作者: 竹林滋,東信行,市川泰男,諏訪部仁
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2003/04/30
- メディア: 単行本
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