定点観測的に見ているわけではないけれど、最近気がついた面白い言い回しをメモしておく。
義実家
最初目にした時は「よしざね」という名字の家かと思った。自分なら「夫の実家」「義理の両親(宅)」と書くところだろうが、発言小町なんかで「義実家」という言い方をよく目にする。こういう造語というか新語を使いたくなるメンタリティを想像してみると、まず1語で言いたいというのが考えられる。助詞の「の」を使うのがかったるいのだろうか。あと、「家」という文字が入ることによって「場所」のニュアンスがより強く現れることを期待しているのかもしれない。
捗る
これについてはよくわからない。「進捗する」という意味ではなさそう。なんだか知らないけれどプラスの意味で使われているようだ。どういう由来なのだろうか。
そういえば昔「テンプレート」的な意味の「ガイドライン」というのが気になったことがあったが、いつのまにかあまり見かけなくなった。
問題な日本語〈その4〉
北原 保雄