z is for zokkon

50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

2007-01-01から1年間の記事一覧

近況報告

自分のサイトに設置しているtDiaryのアップデートに失敗したので,しばらく 500 Internal Server Error のままです。読んでいただいている方にはご迷惑をおかけしてすみません。週末に復旧させようと思いますが,どうなることやら。というわけで,ここには英…

人を不快にさせる表現の英米差

「英国で任天堂のゲームをリコールさせた1語」id:nofrills:20070716:p1 を読んで,ああ spastic というのは英国では侮蔑的なのか,と今さらながら確認した次第。ジョー・ジャクソン Joe Jackson のデビューアルバムに収録されている Sunday Papers という曲…

fundraiser

-er という接尾辞は「ある事を(職業として)する人」「ある特徴を持っている人[もの]」などの言葉を作る(小学館『プログレッシブ英語逆引き辞典』より)。広い意味ではこの2つの意味の範疇に入るが,ちょっとずれている言葉の例として,fund(-)raiser の…

run

CNETの私が「Twitter」を受け入れられない理由という翻訳記事の冒頭の編集部注(原文にもある注であって日本版の編集部がつけた注ではない)の訳がおかしいのは,run の意味を取り違えているから。 CNET News.com is running dueling perspectives on Twitte…

one last ...

WWDC'07 でのスティーブ・ジョブズの基調講演で,"One more thing ..." の後に "One last thing ..." が用意されていたらしい(期待はずれ? 「One more thing」の真相を読み解く)。 英語表現的に目についたのは,one last thing という句。これは the last…

Father

青月にじむさんによる,柴田元幸講演会レポート。いつもながら詳細がよくわかってありがたい。 その中で,あれっと思ったところがあった。 文中に出てくる、スティーヴンスが彼の父親を呼ぶときに使う"Father"だが、これはあまり使わないと思う。この辺りな…

get prison

Los Angeles Times に,Libby gets prison, Bush may face dilemma という記事が載っている。CIA工作員の身元を漏洩した疑惑で元副大統領補佐官のリビー氏に実刑判決が下った件。この見出しの get prison というフレーズが見慣れない感じがした。 prison は…

leave a reply

名詞 reply を目的語にする動詞として,『ジーニアス英和辞典』(第4版)の用例から拾うと write, receive, get, have, make, give, send といったものがある。ただ,これらは媒体として主に手紙を前提としたものだろう。Eメールの場合はどうだろう。 ブログ…

side conversation

side conversation について(capsctrldays(2007-05-30))。この場合,side は『ウィズダム英和辞典第2版』では形容詞の項にある「主要でない;副次的な」という意味で,全体の訳としては「雑談」ぐらいでいいのかな。イディオム的な分離複合語というより,…

What's

別のところで書いたけど,TumblrのFAQに What's it cost? という項目がある。これは縮約しない形で書けば What does it cost? で,what's が what does の縮約形を表す例。ウェブページのような,比較的くだけた調子で書かれることの多い場でも,ここまでく…

ジーニアスのへぼい用例

一昨日の例のほかに,ジーニアスの第4版で修正がなされているものの不十分な箇所がある。これは誤りとはいえないが,読者に対しては不親切であり,辞書の記述としては改めるべき箇所ではないかと個人的に感じる部分。 comprise の項,他動詞の語義1と2に,そ…

ジーニアスがこっそり例文を直していた

某所で beginning という名詞の用法について話題になったので,『ジーニアス英和辞典』を見てみた。すると,問題の箇所ではなく用例に変なのがあった(2005年4月1日発行の第5刷)。語義2の2番目の用例。 The company started from 〜s. その会社は小さいもの…

聖公会

『ルミナス英和辞典』には Church of England の訳語として「英国国教会,英国聖公会」を示している。前者は「イングランド国教会」じゃなくていいのか(ジーニアスはこの表記を採用している)という問題があり,後者はそもそもそういう教会があるのか,とい…

類音

研究社の『英語青年』を読んでいたら,raptureとruptureを同音異義語と書いてある記事に出くわして驚いた。大学教授がそんなこと書くかフツー!? これで連想したのが辞典の「類音」表示。『ジーニアス英和辞典第4版』は,発音に関してはかなり思い切ったこと…

Think Different [Local]

アップルの Think Different というコピーは英語の先生や英語の好きな高校生の注意を引きやすい表現で,形容詞を副詞的に使う例の一つとしてよく引かれる。 一方で,Think globally, act locally. という定型フレーズの場合は globally, locally という -ly…

英和辞典の訳語:result

result は一般的に「結果」という意味で覚えておけばたいてい用は足りるけど,ビジネス英語の文脈では「業績」と訳すのがよい場合も多い。この場合,通常複数形で使われ,strong results とか solid results という形でよく出てくる。たとえばIBMの年次報告…

仕様変更?

はてなのログイン画面に,最近「次回から自動的にログイン」という1行が加わったのかな? 前からあった? そしてこれにデフォルトでチェックが入っている。しかしサブアカウントを使っている場合,自動的にログインしてしまったら不便だろう。それだけじゃな…

倒置

〈副詞句+V+S〉という倒置の語順で使われやすい動詞というのがありそうな気がする。lieとか。今年の東大の入試問題に次のような文が出ていた。 Far away from the beautiful lawns of New Delhi lies West Delhi's Swaran Park Industrial Area. ほかにも…

pp.

id:starocker:20070221:p3 で紹介されている本がおもしろそう。統計に関しては先日読んだ小島寛之『使える!確率的思考法』もおもしろかったが,これと重なる部分もあるのかな。 ところで,上記の記事の引用部分に pp. 306 といった表記が見られるが,これは…

知覚動詞

Boing Boing に,spotを「気づく」の意の動詞として,SVO do の形で用いているとおぼしき例が載っている。 A student at a suburban Phoenix middle school spotted Batman race across the school grounds. http://www.boingboing.net/2007/02/15/batman_se…

culture shock

小谷野敦氏が 私が留学した頃は、盛んに「カルチャー・ショック」という言葉が使われていた。正確にいえばカルチュラル・ショックだろう。 と書いている(id:jun-jun1965:20070129)けど,culture shock はちゃんとした英語だろう。むしろcultural shockの方…

元カレ

一言語学徒さんがG4をほめている。id:k980504:20070202#1170421477 one's former boyfriend を「元カレ」と訳しているのを現代的だとしているのだが,これはどうだろう。「元カレ」という新奇な語を使うことで,英文と訳文でスピーチレベルが合わなくなって…

logistics

以前から不思議に思っていたことだが,logistics の訳語としてビジネスの現場としては「物流」をあてている場合が多いと思うんだけど,英和辞典ではこの訳語を載せている例があまりない。 見た範囲で,載せているのは学習辞典ながら『ウィズダム英和辞典第2…

サ変動詞

スラッシュドットの記事タイトルに「寛容」という語がサ変動詞として使われていて,ぼくも違和感を持ったのだが,興味深い議論になっている。以前ここでも「謙遜」について書いたことがあるが,あれとは逆のパターン。 ただ「goo辞書」という書き方じゃなく…

Our thoughts are with ...

追悼記事なんかで Our thoughts are with his family and friends. といった言い回しをよく見かけるけど,これも一種のレキシカルフレーズだよね。辞書で載っている例はあまり見ないけど。 追悼とは限らないのかな。ちょっと日本語には訳しにくい。