z is for zokkon

50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

book

words for a book

words for a book を購入。最初聞いたときは「大江慎也の自伝を小松崎健郎が手伝う」という話だったが,予想したのとずいぶん違っている。大江の小さい頃の写真とか載っていて,この人のこれまでの苦難を知る人にとっては涙をこらえるのが大変だと思う(あと…

The Kinks

33 1/3 といえば,昔吉祥寺にあった貸しレコード屋で,後にテクノ中心の多彩な品物を取り扱う店になった。今もあるのかな。美人のお姉さんがいて,よく軽めの黒人音楽をかけていた。そのことは前にも書いた気がする。 ここで取り上げるのはその店とは全然関…

星野智幸

アルカロイド・ラヴァーズ作者: 星野智幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/01/26メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (25件) を見る『目覚めよと人魚は歌う (新潮文庫)』がおもしろかったので,星野智幸の本を図書館で2冊借りてきた。…

大江慎也本ついに発売

待たせてソーリーというフレーズが浮かぶ。http://www.shinko-music.co.jp/bs/detail/0505_34.html 昨日発売だったのか。大きな書店に寄ればよかった。でも雨降ってたしな。それにしてもこのカバー表紙,Roosters-a-GoGo のときのじゃないか……もっとそれらし…

手紙、栞を添えて

手紙、栞を添えて (朝日文庫)作者: 辻邦生,水村美苗出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2001/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る朝日新聞の日曜版で1997年ぐらいに連載されていた,辻邦生と水村美苗の往復書簡。文学作品につ…

新富裕層

“新富裕層”マーケティング (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)作者: ポール・ヌーンズ,ブライアン・ジョンソン,桜内篤子出版社/メーカー: ランダムハウス講談社発売日: 2005/05/19メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (11件) を見る…

伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/11/28メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 154回この商品を含むブログ (845件) を見る東京駅構内の栄松堂書店に新刊のような顔をして並んでいたので買ってみた。 すげー…

ビートルズ全曲解説

これがビートルズだ (講談社現代新書)作者: 中山康樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/03/18メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (18件) を見る中山康樹氏の文章って,けっこう決めつけが多くて小気味いい。好き嫌いは分かれそうだ。平岡…

エボニクスの英語

エボニクスの英語 アフリカン・アメリカのスラング表現作者: 泉山真奈美出版社/メーカー: 研究社発売日: 2005/05/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見るブラックミュージックの権威ともいえる泉山真奈美さんの新刊。アルクの雑…

新幹線がなかったら

新幹線がなかったら (朝日文庫)作者: 山之内秀一郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/08/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る先日読んだ『定刻発車』と一緒に購入したもの。著者はJR東日本の会長を務め,現在はJAXA(…

シービスケット

シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説 (ヴィレッジブックス)作者: ローラヒレンブランド,Laura Hillenbrand,奥田祐士出版社/メーカー: ソニーマガジンズ発売日: 2005/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (27件) を見る一昨年…

定刻発車

定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? (新潮文庫)作者: 三戸祐子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/04/24メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 65回この商品を含むブログ (131件) を見るタイトルを裏切らない,まさにどんぴしゃりのタイミング…

ビル・エヴァンスについてのいくつかの事柄

ビル・エヴァンスについてのいくつかの事柄作者: 中山康樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/03/19メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る結局,中山康樹著のこの本を買ってしまった。自分も含めたエヴァンス初心者には…

「ランチタイムの経済学」

ランチタイムの経済学―日常生活の謎をやさしく解き明かす (日経ビジネス人文庫)作者: スティーヴンランズバーグ,佐和隆光,Steven E. Landsburg,吉田利子出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2004/09メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含…

ビジネス書

伸びない市場で稼ぐ!成熟市場の2ケタ成長戦略作者: エイドリアン・J・スライウォツキー,リチャード・ワイズ,佐藤徳之,中川治子出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2004/04/24メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 10回この商品を含むブログ (21件) を見…

国語辞典の世界

石山茂利夫『国語辞書事件簿』(草思社)読了。 国語辞典の世界はあんまり知らないけど,『例解国語辞典』の秘められたちょっと情けない増刷事情,『広辞苑』の新村出を批判した松井簡治(げ,ことえりが一発で変換した)の話など興味深く読める。 でもこの…

ダグラス・ケネディ

はてな bk1 を見ていて,「超クールな新鋭ハードボイルド作家を教えてください」というのに回答したかったけど,残念ながら思い当たる作家がいないのでできない。サム・リーヴズなんかセンチメンタルだけど好きだった。でも10年ぐらい前に集中して訳書が出た…

うそばっかりの惹句

昨日の日記 id:zokkon:20050220 でちょっとふれたアラン・シリトーの『土曜の夜と日曜の朝』は,高校を卒業するぐらいの頃にかぶれていた「おれたち/やつら思考」の教科書になった作品で,要するにイギリスの労働者階級の単純な世界観が魅力的に見えたわけ…

スティング

自伝。タイトルも『スティング』(原題は Broken Music だけど)。 主要な部分は,グラマースクールあたりから「ロクサーヌ」がそこそこの注目を集めて無事 A&M からアルバムを出すところまでの苦労物語。ダーク・ボガードみたいにこれから何冊も自伝を出し…

ちくまプリマー新書

考えるための道具箱や id:yasulog:20050127#p3 で話題になっているが,ちくまプリマー新書というのが創刊されたそうだ。「ちくまプリマーブックス」というレーベル(NHKブックスとか新潮選書なんかと同じ判型だったと思う)が既にあるけど,それはどうするん…

ぼくの翻訳人生

『ブルーノ・シュルツ全集』(ヤスケン大絶賛の書評を見て買ったけどまだ読んでない)を訳した,ポーランド語その他の大家である工藤幸雄先生の回想録。ゴシップ系のネタも満載,日本語の乱れについてもブツブツ小言を並べる,という必ずしも読後感のよくな…

最近読んだ本

ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』(新潮社)ISBN:4105900196(新潮文庫版も) Norah Jones と並んでインド系の美女として評判も高い(それも「ものすごい」という形容詞がつく)著者だが,別にそれで買ったわけではない。 日本語版の表題作が上岡伸雄『現代英…

最近読んだ本

ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』(新潮社)ISBN:4105900196(新潮文庫版も) Norah Jones と並んでインド系の美女として評判も高い(それも「ものすごい」という形容詞がつく)著者だが,別にそれで買ったわけではない。 日本語版の表題作が上岡伸雄『現代英…

最近読んだ本

辻邦生『外国文学の愉しみ』ISBN:4476012299 (第三文明社 レグルス文庫) 全集の月報とか,新聞記事の形で発表した文章を集めたもの。こんな版元からも出しているのは驚きだった。2年ぐらい前に八重洲ブックセンターで発見して購入したもの。1998年7月の発…

最近読んだ本

辻邦生『外国文学の愉しみ』ISBN:4476012299 (第三文明社 レグルス文庫) 全集の月報とか,新聞記事の形で発表した文章を集めたもの。こんな版元からも出しているのは驚きだった。2年ぐらい前に八重洲ブックセンターで発見して購入したもの。1998年7月の発…

最近読んだ本

『ダ・ヴィンチ・コード』(上,下) これも噂にたがわずおもしろかった。事件の発端となるキリスト教の謎については,「え,ほんとなの?」と思い,ぜひ関連書というか便乗本も読まなきゃと思う。『ダ・ヴィンチ・コードの「真実」』とか『ダ・ヴィンチ・コ…

最近読んだ本

『ダ・ヴィンチ・コード』(上,下) これも噂にたがわずおもしろかった。事件の発端となるキリスト教の謎については,「え,ほんとなの?」と思い,ぜひ関連書というか便乗本も読まなきゃと思う。『ダ・ヴィンチ・コードの「真実」』とか『ダ・ヴィンチ・コ…

最近読んだ本

星野智幸『破壊せよと人魚は歌う』じゃなかった『目覚めよと人魚は歌う』 けっこうおもしろかった。なんというか,登場人物のだれにも感情移入できない物語というのを久しぶりに読んだ気がする。もうちょっとこの人のものを読んでみたい。 一つ注意しておき…

最近読んだ本

星野智幸『破壊せよと人魚は歌う』じゃなかった『目覚めよと人魚は歌う』 けっこうおもしろかった。なんというか,登場人物のだれにも感情移入できない物語というのを久しぶりに読んだ気がする。もうちょっとこの人のものを読んでみたい。 一つ注意しておき…

計量文献学

http://ling.exblog.jp/1241855/ 経由。『シェークスピアは誰ですか?―計量文献学の世界』ISBN:4166604066 おもしろそう。コーパス言語学の隣接領域みたいなものだと思うけど,必ずしもコンピューターを使って解析するわけではないらしい(村上教授の場合は使…