z is for zokkon

50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

トレーニングをやめたらどれくらいで回復するのか

以前も似たようなテーマで書いたことがありますが、夏の甲子園が中止になったニュースに関連して思い出しました。

中止になったこと自体については、やむを得ないと思っています。高校総体吹奏楽コンクールも中止になっているわけで、野球だけを特別視する正当な理由はないでしょう。高校生の部活動なのに、中止による経済的損失が672億円にものぼるという試算があるようです。そんないびつな現状こそ改めなければならないのではないでしょうか。2019年度の競輪車券の売上高が6604億円です。10日間の大会だけの経済効果でその1割を超えるというのは驚きです。トトカルチョの売上を考慮すればもっと増えるでしょう。冗談ですよ。

中止を決定づけた理由のひとつに、「選手が長らく練習しておらず、けがの危険が高い」という点が挙げられているのを知り、高野連もそうした教育的観点からの判断ができるのだと少し見直しました。

長距離走のような単純な運動と違って、球技は筋肉の繊細な動きのコントロールも重要な要素ですから、練習を中断することで失われるものはより大きいのではないかと想像します。おそらく個人としては体力を保つトレーニングは継続しているでしょうが、集まって合同で練習することだけができない期間が長くなることでパフォーマンスがどれだけ変化するか。また、回復するのにどれだけの時間を要するのか(現在の3年生はもはや回復させる必要すらなくなった選手が多数含まれているわけですが)。定量的に計測するのは難しいでしょうが、研究のテーマとしては興味深いのではないでしょうか。また、個人の経験を記録しておくことも意義あることだと思います。

それにしても、このパンデミックによって誰もが大なり小なり運命を狂わせてしまったでしょうが、若い世代ほど影響は大きく現れるかもしれません。上の世代としては、少しでも望ましい方向に向かうように微力を尽くさなければならないと思います。

f:id:zokkon:20200517072555j:plain

晴れの日が懐かしい