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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

マラソンという競技の難しさ

今日は3連休の中日で、昨日は曇り、今日は晴れで天候に恵まれたのに2日とも寝坊してトレーニングをサボってしまいました。その代わり、マラソングランドチャンピオンシップMGC)のテレビ中継を生で見ました(全然代わりにならないのは承知しています……)。

男子、スタート直後から設楽悠太選手がハイペースの大逃げを打つという驚きの展開。その結果失速して14位に終わったのですが、Twitterには設楽選手の勇気を称賛する声があふれていました。それに異論はないのですが、望んだ結果に届かなかったのは厳然たる事実。そこから末端の素人ランナーが得られる教訓はあるのでしょうか。

これまでに自分が読んできた初心者向けのマラソン入門書などでは、ペースはなるべく一定に保つことが推奨されています。調子がいいと思って序盤に飛ばしすぎると後半で息切れするので、抑える勇気を持つことも必要、といった物言いもよく目にします。

走る速度自体よりも、エネルギー源を消費する速度と肉体への負荷の兼ね合いが問題なのだろうなと想像しています。そのロスとダメージを最小化する最適解がペースを保つことなのでしょう。

レースを構成する要素として気温や湿度という環境の影響も加わるので少なくとも3元連立方程式になるし、他にも大きな要素があるかもしれません。素人は順位やタイムを(それほど)気にする必要はありませんが、トップクラスの選手は他の選手との駆け引きなどもあるだろうし、さらに複雑な方程式になるでしょう。

ということを考えた末にやっぱり「序盤から飛ばすのは危険」という結論で終わるのであれば拍子抜けではありますが、トップレベルの選手にとってもこれほどの長距離を走るのは常に挑戦なのだなあと思いました。夏の疲れから脱するのに苦労している身にはいい刺激になりました。少なくとも気持ちの上では。