2019年の株式市場はおおむね好調だったようです。大納会も上昇で締めるはず。最近はあまり相場を見ていなかったのですが、今年中に整理しておきたい銘柄もあったので金曜日の朝にのぞいてみると、意外に上昇した持ち株もあり、いち早く処分してしまいました。27日が勤め先の納会だったので、東京証券取引所も同じだと思っていたのです。実は30日だったという……。道理で、ニュースで全然取り上げられないわけです。
最近はeMAXIS Slimシリーズのように手数料の低い投資信託が出てきました。おかげで、個別銘柄の動向に右往左往しなくてすむように、パッシブな投資信託の積み立てに軸足を移すことが可能になりました。
業種別指数に連動するETF(上場投資信託)がもっと盛り上がれば、業種研究などと投資を簡単にリンクできていいんじゃないかなと思っていた時期もありましたが、現時点ではあまりに流動性が低くて手が出せません。
では、非上場の投資信託はどうでしょう。
たとえば、日本社会の未来を見据えて健康をテーマとするファンドとかあると成長性の高い銘柄に集中投資できるように思えます。ところが、この種の投資信託は「テーマ型ファンド」と呼ばれ、最も注意を要する部類に入ります。雑誌などでも「こんな投資信託は買ってはいけない」として紹介されることが多いです。テーマとして注目される頃には、個別銘柄は実力以上に株価が上昇していることが多いというのが理由の一つです。
それに、たとえば健康ファンドという名目で将来性が高いとされていた時期のライザップなんかが組み入れられていたとしたらその後の下落で困ったことになっていたはずで、自分のもくろみ通りの銘柄が組み入れられているか吟味することも必要になります。
そう考えると、安易にテーマ型ファンドを買うぐらいなら、しっかり企業研究をした上で個別銘柄を買うほうがよっぽどいいですね。
今まで保有していた銘柄で、来年もチャンスがあれば買い増したいのはリオン(6823)です(あくまでも個人の見解であり、買いを推奨するという意味ではありません)。
そして注目しているのが、フィットネスクラブのセントラルスポーツ(4801)です。いわゆるフィットネスだけじゃなくて介護予防にも力を入れている面が将来の成長に寄与しそうです。ここ数年の業績を見ると、1株あたり税引後利益が200円台と高水準で安定していて、PERも10倍台前半で割安感があるように見受けられます。バリュー株の一つとして、タイミングを見て購入してみたいと思っています(あくまでも個人の見解であり、買いを推奨するものではありません)。