小池都知事がこの冬の電力逼迫を乗り切るためにタートルネックなどの着用を推奨した件、わりと長く話題になっていますね。
電気代も上がってるんだから、そんなこといちいち言われなくても暖かい服装を選ぶよ!とか、得意のキャッチーなネーミングだったはずのウォームビズは封印か!とか、悪態まじりの文句も言いたくなります。
しかし、行政から指図されるのがいやだという理由ではなく、タートルネックを着るつもりはありません。
なぜなら、肩が凝るから。
70年代後期から80年代前半ぐらいには、タートルネックってダサいアイテムだったんですよね。呼び名も「とっくりセーター」だったし。
今思えば何がそんなにダサかったんだろうと思いますが。もしかしたら、首のところがチクチクするのがいやな人が「ダサいから着ない」と言ったりしたとか?
それはともかく、僕も小学生の頃は首がチクチクするのがいやだなあと思いながらも着ていました。で、服装を気にするようになった中学生・高校生時代にはとっくりセーターなんか見向きもしないという事態に。
それがいつのまにか(着方によっては)ダサくないことになって、堂々と着ることができるように。あまりチクチクしない素材も出回るようになったりしたのかな。それで大学生以降はタートルネックとかハイネック(今はモックネックという呼び方が普通かも)を好んで着るようになりました。
その頃に買ったのをずっと着ていましたが、家族から傷んでいることを指摘されて、数年前に無印良品かどこかで買い直しました。
ところがある時、それを着た日にはめちゃくちゃ肩が凝ることに気づいてしまったのです!
無印良品のデザインは細身だから圧迫感が強いのかもしれません。いずれにしても、人生の残り時間を考えたとき、いくら暖かいからといっても、着ていて疲れる服に身体を支配されるわけにはいきません。
というわけで、タートルネックを拒否するなら、重ね着で首の周りを暖かくする方策を探ることになるでしょう。
そこで推奨したいのは、無印良品の暖かいベストです。その名も「着る毛布ベスト」。ローゲージのクルーネックセーターの上に首の詰まったデザインのベストを着ていれば、先日の12月下旬並みに寒い日も暖房なしで過ごすことができました(今シーズン新たに買ったのではなく2年ぐらい前のモデルを着ました)。なお、この商品は無印良品でもそんなに細くないので肩は凝りません。
クルーネックセーターの上に重ねて着るのは薄手の長袖フリースかダウンでもいいかなと思ったのですが、長袖だといくら薄くても腕に対する圧迫感が多少なりともあるので、血流が滞って凝りが生まれてしまうように思います。今のところ最適解がセーターとベストの組み合わせだと感じています。
もう少し寒さが増してくれば、袖ぐりに余裕がありそうなユニクロのファーリーフリースの出番になりそうですが、圧迫感を確認してからですね。
重ね着のアイテムのそれぞれの厚みを計算しなければならないのは面倒です。でもがんばります。