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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

千代田区立スポーツセンターのプールに行ってみました

関東で梅雨が明けたと思ったら、いきなり30度超えが連日続くという試練の日々。夏場でも週1回は平日も走ろうと思っていましたが、走り終わってからシャワーを浴びても汗がなかなか引かないので、仕事のある日の早朝にランニングするのは難しい感じです。

夏はやっぱりスイミングですね。夏のトレーニングは公共のプールを最大限に活用しようと決意しました。

いつもは自宅に近い公共のプールに行きますが、今日は千代田区立スポーツセンターのプールに初めて行ってみました。神田駅近くの鎌倉河岸のところにあり、ミズノが指定管理者として運用しています。区民でなくても利用でき、プールは大人が2時間600円という料金設定です(区民はもっと安い)。平日は午後9時まで利用できるようです。

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千代田区立スポーツセンターの看板。逆光ですが

なぜここにしたかというと、やや長い説明が必要です。

少し前から表参道のおしゃれなバーバーに通うことにしたのですが、ちょっとお高いので、間に1000円カットを1回はさむことにしたらどうかと思い立ちました。しかし切る前に髪を濡らさないタイプの格安理髪店だと、整髪料をつけたまま行くのはNG。そこで、仕事を早退して泳いだ後にカットに行けばよい。しかし自宅に近い公共のプールは、周辺に1000円カットがない……ならば、勤め先の近くでどうか、ということで探して、区民プールとQBハウスの両方が近い神田を選んだわけです。

今日は散髪をする時間はなかったのでプールの偵察のみ。

杉並区なら、区民料金で1時間250円という値段で利用できるのに対し、千代田区のプールは、在勤者の場合は上述の通り2時間600円と高いです。1時間で十分なのですが……。そして、ロッカーが20円入れて10円だけ戻ってくる仕組み。つまりトータルで610円かかります。回数券があるのでもう少し安くはなりますが。

プール自体は、深さが1.3mから1.6mでわりと深くて、2人が並んで泳げるレーンが6つあり、十分な大きさがあります。一度に入る人数にもよりますが、妙な水流が発生しにくくて泳ぎやすいと感じました。

公共のプールなので、全員がプールの外に出なければならない休憩の時間帯があります。この時間が10分とけっこう長いのはちょっと驚きました。あまり時間がない日は痛いかも。

あと、泳ぎ終わって更衣室に戻る際に、なるべく床を濡らさないようにタオルで拭いてくださいという表示がありました。入る前には見落としていたので、プールサイドにはタオルを持っていっておらず、海パンを脱いで絞って拭きました。こういう方式だと、タオルはコットン地じゃなくてセーム革のがよさそうです。

慣れない場所で走る

平日の朝には走れる時間が限られているので、必然的にコースもその時間内に最大限の距離を稼げる走路を選ぶことになり、いつもだいたい同じところを走ることになります。そうすると、どうしても飽きが来てしまうのですね。

数字をもっと精密に測定して、向上するようにがんばるという方法もあると思いますが、そこまでするものではない気もします。

道路や河川の工事が思いがけず進行していたりして多少目先が変わるということはありますが、そんな機会は少ないわけで、手っ取り早いのは新しいコースを開拓することでしょう。

この土日は、杉並区を流れる川の中でまだ走ったことのなかった妙正寺川まで行ってみることにしました。土曜日は途中迷ったりして行き着けなかったので日曜に再挑戦。

といっても、走ったのは中野区内です。平和の森公園のやや上流あたりから哲学堂公園まで、1kmぐらいの区間でした。

どんな場所かなーと多少期待した部分はあったのですが、いざ走ってみると水面が遠い、コンクリートの擁壁に固められた都会の普通の中小河川でした。臭いも少し気になるし……。比較すると善福寺川中流域が一番きれいかな。

哲学堂公園は、ジョギングコースの口コミみたいなサイトを見ると、この世ならざるものが出るという噂がささやかれており、多少びびりながら走ってみました。僕自身は霊感みたいなものはまったくなくて、先日夜遅くに中年男性3人で歩いていて地蔵堂のそばで「あそこに子供が立ってるの見えませんか?」と言われたとき何も見えず気配も感じなかったタイプなのですが、公園の中の木立がけっこう深くて、光が遮られて暗いので、不気味さはちょっと感じました。今度30kmを走るときにもう一度行こうかな、どうしようかな、という感じです。

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左手方面が哲学堂公園の深い木立

夏場に長く走るためには、とりあえず自宅から遠くまで行ってみるという手が使えることがわかりました。戻らなきゃいけないわけですからね。

それに、慣れないコースを走るときは、周囲からの情報を受け止めるためにふだん以上に注意力を必要とします。そこから得られる刺激は予想外に大きいことを認識しました。それが楽しさにつながるわけですね。次は渋谷区を攻めてみようと思っています。

雨に消えたジョガー

1993年の冷夏を思い起こさせる気候のこの頃です。当時は海の日なんて祝日はなかったような。梅雨明けとほぼ一致する20日はまだよかったと思いますが、第3月曜日だと早すぎる年もありますよね。

この3連休で2日は走っておきたいと思っていました。土曜日に11km走り、日曜日は雨と二日酔いのため休み。今朝は走る気満々でランニングウェアに着替えて外に出たらわりと大粒の雨が降っていて、一瞬迷いましたが、走ることにしました。

松任谷由実の「雨に消えたジョガー」に自分を重ね合わせて……というのはウソですが。あの歌は、たぶん女子高生の語り手が、雨の日に走るジョガーの姿に白血病で亡くなった陸上選手の彼を思い出して切なくなるという歌で、自分との共通点はまったくありません。この曲を収録したアルバム『時のないホテル』は暗い歌や重い歌が多くてあまり聴いてこなかったのですが、落ち着いた気分になりたいときにかけるといいかもしれません。

雨の日に走るのはたぶん初めてでしたが、人が少ないのはいいですね。いつものジョギングコースには野鳥の観察スポットがあって、僕が走る時間帯には大きなレンズを持った人たちが集っているのですが、それも今日は見当たらず。カッパを着て杖を突いて歩いている年配の男性がいました。リハビリなのか体力維持なのか、散歩を毎日欠かさないようにしているのでしょう。自分が年を食ったらどうするかな、とちょっと思いました。

雨の日のジョギングは全般にマイナスポイントが多いのはたしかです。晴れた日には好んで通る未舗装の走路がぬかるんで足を取られそうになったり。でも、いいことも発見しました。小さい羽虫の群に突っ込まないですむことです。暑さに悩む必要がないのもいいところかな。

よっぽど激しく降る日でなければ、雨でもそんなに気にせず走れることはわかりました。次回はもっと安全なルートを工夫してみたいと思います。

神保町の安くて旨いランチ・その2

神保町で安くて旨いランチといえば、洋食屋の「仙臺」です。神保町の三井住友銀行から猿楽町方面に向かう錦華通りの、カトリック神田教会の手前あたりにある小さな店です。

2016年ぐらいに発見し、週1ぐらいで通っています。カウンター席ばかりで回転が速いので1人でも入りやすいのがありがたい。連れ立ってくるお客さんもいますが、ほとんどの人は食べたらさくっと帰ります。

昼のメニューにはいろいろあるのですが、僕が食べるのは専らチキンカレー。有名ホテルでシェフの経験もあるという噂の店主がつくる絶品なのに、450円! ポークカレーも同じ値段。ビーフは550円です。松屋の期間限定メニューより安い! ほかに、僕は未経験ですが牛タンカレーとか牛テールカレーなんかもあります。

茶色い炭水化物と魚介類を推奨する最強の食事術に適合するメニューがないのは玉にきずかな……と思っていたら、ありました。エビカレーというメニューが。これはちょっと高くて600円でした。チキンやポークなどと違って、マッシュルームをふんだんに入れていますね。

https://www.instagram.com/p/BzscPRcH_iiTLcrc_70FVfcloAkoRJ0UXOED940/

今日は初めてのエビカレー。仙臺

テレビや雑誌でもよく紹介されていますが、客がそれで急に増えるようでもなく、ずっと高水準の人気を保っている感じです。上述の通り回転が速いので食いはぐれることはありません。少し前から持ち帰り弁当も始めたので、それを買うこともできます。ただ、行ってみたら臨時休業だったということが何回かあって、職場から歩いて10分ぐらいかかるので途方に暮れましたが。

カレー激戦区の神保町で、この値段でやっていけるというのはすごいことだと思います。店主も奥さんも70を超えているので、この味が楽しめる時間は限られているかもしれませんが、いつまでもお元気で!

神保町の安くて旨いランチ情報

今の職場は狭義の神田神保町からは外れているのですが、地下鉄の神保町駅まで徒歩で10分前後という距離なので、昼食は時々その方面まで足を延ばします。

以前はランチには800円ぐらいを想定していましたが、数年前に現金5万円などが入った財布を落としてしまい、その損失を償却(という用語が適切かどうかはさておき)するために、ランチ予算の水準を落としました。1日あたり200円減らすならば、1ヶ月で4000円、1年で4万円ちょいを償却できることになります。その計算で行くと、すでに水準を戻しても問題ないはずですが、アベノミクスの弊害で可処分所得自体が減っているので、なかなか踏み切れません。

そこで、なるべく安くあげつつ健康にも留意する組み立てに腐心しています。

水道橋から神保町にかけてのエリアで、津川友介『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』で示された内容をクリアするランチを提供する店は少ないようです。十割蕎麦で鴨南蛮なら合格かな? しかし毎日それでは飽きるし、けっこう込み合って入れない日もあるので、茶色の炭水化物はあきらめて白米で妥協することも多いです。

このところよく行くのが、みずほ銀行九段支店の隣のビルの地下にある立ち飲み居酒屋、魚勝です。ランチタイムには魚介類の定食や丼物を出していて、600円から800円という価格帯です。リーズナブルな価格はありがたく、旨いし量も多い。会社からそれなりに距離があるので多少運動にもなる、といいことずくめです。マグロの尾身のカツ丼という珍しいメニューを食べることが多いです。時々、期間限定のメニューが加わることもあります。写真はこの春に食べた期間限定の菜の花とキハダマグロ丼です。これはちょっと高かった。まだ夜に行ったことがないので、いずれ行ってみたいと思っています。

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期間限定メニュー

他にもいい店はあるので、たまにこういうテーマでも書いてみたいと思います。

高反発のランニングシューズでの走り方むずかしくない?

今年の5月ぐらいに新しいランニングシューズを2足買って、今は3足で回しているのですが、自分に一番合っていると思えるのが、一番古いナイキのフリーラン2018です。他はアンダーアーマーのホバーインフィニットとブルックスのゴースト11という、いずれも高反発のもので、もてあまし気味のような気がします。

ホバーインフィニットは、初めて履いたときに感じた「雲の上を歩いているとはこういう感覚か!」という驚きが忘れられません。ブルックスのはそれほどではありませんが、これまで履いてきた靴に比べればかなりのクッションだと思います。その反発を走りの駆動力に変えればタイムもすばらしく伸びるのでしょうが、自分の走り方だと足の安定を保つためのエネルギーが必要になってしまっているのではないかという疑いを捨て切れません。靴の中で足が水平方向に動かないように押さえつけることが必要な感じです。もうワンサイズ小さいものにしておけばよかったのかもしれませんが。骨や筋肉に対する衝撃も大きいのではないかと思います。

それで今朝はこれまで500km以上走ってきたナイキのフリーランを久しぶりに履いてみました。これはベアフット感覚を目指したシューズだそうで、ソールから生まれる反発力や地面からの衝撃をほとんど感じません。音も立てずに走ることができます(忍者じゃないんだからそこは求めているわけではないのですが)。初マラソンの際にも履いていて足の親指の爪の下に血腫ができてしまいましたが、痛みを感じたことなど皆無なので、これが今のところ自分には一番合っていると思います。

次のレースはこの靴で走るつもりですが、その頃には走行距離が1000kmぐらいになっていると思われるので、後継を早めに入手する必要がありそうです。ところが、色違いで同じものを買おうかと思ったのに、検索したら自分のサイズは多くのショッピングサイトで軒並み「品切れ」の表示。あるいは定価の3倍の値がついていたり。後継モデルのフリーラン5.0というのはありますが、見た目があまり好みじゃないし、説明書きを読む限り、変更点もかなりあるようなので試し履きは不可欠のようです。近いうち販売店をのぞいてみたいと思います。

厚底で高反発のシューズが市場を席巻していますが、このタイプも残ってほしいと切に願います。

補聴器の正しい知識がもっと広まってほしい

今日はリオン株式会社(証券コード6823)の第98期定時株主総会でした。会場は国分寺のcocobunji WEST 5階リオンホール。補聴器で国内シェア首位の会社です。

大幅ではないけれども成長を続けていて、98期は売上高・営業利益・経常利益・当期純利益がいずれも過去最高。事業は、補聴器や医療用検査機器などの医療機器分野55%と騒音計や振動計などの環境機器分野45%という構成で、後者は微粒子計測器部門を分離独立させたところ。補聴器は高齢化が進む中で確実な成長が見込めると思って買った銘柄ですが、利益率は環境機器のほうが高いのですね。今は株価がやや低迷気味ですが、98期には長期借入金を全額返済し終えたとのことで、増配に期待しています。予想PERも低いので、株価の反転も大いにあり得ると考えています。(購入を推奨するものではありません)

会社が「対処すべき課題」として挙げていた一つが「補聴器装用率の向上」です。難聴を自覚している人のうち補聴器を使用している割合が日本では15%に達しないのに対し、英国では50%近く、米国でも30%にのぼるとのこと。やはり成長の余地は大きいと思います。

出席の株主から、佐藤愛子のエッセイ集『九十歳。何がめでたい』に補聴器は聞きたくない雑音も人の声と同じように拾ってしまうのでつけないと書いてあったという発言がありました。社長は「佐藤さんになんとかコンタクトをとって誤解を解きたい」と言っていましたが、こういう認識の人はまだ多いですよね。僕もそうでした。朝日新聞に先日載った記事によると、補聴器は聴力に合った調整やメンテナンスが必要なのですが、その認識が一般化していないので日本では補聴器に対する満足度が非常に低いそうです。それが装用率の低さにもつながっているのでしょう。高齢者の生活の質の向上という意味からも、メーカーは補聴器に関する正確な知識の普及に力を入れてもらいたいです。

digital.asahi.com

また、今日たまたまTwitterで、難聴の人が補聴器をつけて自転車に乗っていたら警官にイヤホンと間違えられて外せと言われたというツイートも見ました。難聴者が補聴器を外したら危険が増大するのですがそっちを要請するなんて本末転倒、言語道断ですね。以前も同じような内容のツイートを見た気がしますが。正しい知識を普及させるまでの道は遠そうです。