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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

呼吸のリズム

ジョギングを始めたのは4, 5年前ですが、長い距離を走れるようになったのは1年ぐらい前で、割と最近のことです。その要因は呼吸法を改善したことだと思います。走る際も腹式呼吸が大事だという論文をチラ読みして、横隔膜を使って肺を広げることを意識するようになった結果、5kmを超える距離を走るのも苦にならなくなりました。

それでまた昔話ですが、子供の頃はハッハッスースーという感じで2拍ずつで息を吐く、吸うを繰り返していたように思います。しかし田中宏暁『ランニングする前に読む本』p.83によれば、

学生時代に、ランニングするときは「2回息を吸って2回吐く」と習った人が多いかもしれませんが、そのように呼吸を意識する必要はまったくありません。

とあり、自然に任せるべきだとしています。

とはいっても、僕個人の感覚では、ある程度リズムを意識したほうが走りやすいように思います。その際、2拍の繰り返しだと呼吸が浅くなり過ぎる(吐くべき息を十分に吐かないで吸うことになってしまう)ので、3拍つまりハッハッハッスースースーで走るのを基本としています。ワルツですね。場合によっては吸う方を2拍、吐く方を3拍の5拍子にすることもあります。

イヤホンで音楽を聴きながら走っている人はよく見かけるし、関連する商品の広告もよく目にしますが、呼吸のリズムに向かう意識と音楽は相容れないだろうから自分には無理だと思い、まだ試したことはありません。自然なリズムの呼吸を心がけるぶんにはそんなに邪魔にならないのでしょうか。

ところで、先ほど場合によっては5拍子にすると書きましたが、それは上り坂などできつい状況になった場合です。初めて帰宅ランを実行した時がそうでした。背負うものが重かったのと上り坂がきつくて。そういう場合でもしっかり息を吐き切らないと次に十分吸えないので、3拍分の時間をかけて吐くことを心がけます。

5拍子という変拍子でもそんなにリズムが取りにくいとは感じないのですが、3拍でもちゃんと吐き切れていないと感じて4拍にしてみたことがありました。そうすると吸うのに3拍、吐くのに4拍で7拍子になります。このときは難しかった! すぐ3拍子に戻しました。

それから、なぜ3連の2拍子つまり8分の6拍子と感じるのではなく3拍子と感じるのかという問題(?)はありますが、まあどうでもいいことですね。